60歳定年から65歳までの雇用が定着し、この春に65歳を迎え第2の人生がスタートする人にとって一言。
「何もすることがなくて、家でゴロゴロしていれば、必ずと言って良いほど1年か2年で体調を崩し、認知症の前兆が現れるかもしれません。
そうならないためにも、意識を変える必要があります。現役時代は企業という大きな船で何年も船旅をしてきましたが、定年という港について陸に上がれば、自動車に乗り換え、自ら運転して望む方向へと走っていくわけです。
現役時代は組織の一員としての縦社会があり、上下の関係で指示・命令で行動してきました。まさに船の運航も同様な方法で過ごしてきたと思います。
ところが、定年後の運転は自分で行い、となりにいる人も同様に自分で運転しています。命令や指示の存在がない世界では「横の関係」で、時には競争もあるかもしれませんが、仲良く過ごしていかねばなりません。
通勤しないとなれば、家庭や地域社会での視野を広げる必要に迫ります。コロナ禍で自宅勤務を経験した人は感じたと思いますが・・・・。
地域社会は横社会で、誰でも会社人間から地域の人になっていくのだと覚悟を決める必要があります。なじむほどに価値観も変化し、「社会貢献など」へ生きがいを感じて来ると思います。

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