大相撲5月場所6日目、好調の玉鷲(37歳)が横綱・照ノ富士を押し出し、3場所連続金星をあげ、大関・正代、大関・貴景勝も負けるという波乱の展開をテレビ観戦しました。
横綱・照ノ富士は大栄勝や玉鷲といった、突き押しの強い力士に立ち会いの工夫が欠け、まわしを取るまでもなく土俵を割ってしまいました。鋭い突き押しの相手は、貴景勝、阿炎、大栄勝、玉鷲、阿武咲といったところでは・・・・。
玉鷲は、2004年春場所から連続出場1426回を記録、初土俵から一度も休場したことがない強さの秘密はどこにあるのでしょうか。大相撲の世界では、すでに37歳ですが、年齢を感じさせません。マスコミでは驚異の「鉄人」と表現するところもあります。
6日目で役力士に全勝がいないのはチョットさみしい場所ですが、新関脇・若隆景のおっつけ、はずを押し、前みつを取って頭をつける、上手も下手も与えない。 体格差を考え、いくら有利な体勢でも正面から出ず、投げを打って相手の足腰が崩れたところを横から徹底的に押す。 若隆景関の相撲は、リズムに乗れば奇麗で最高に美しい取り口です。
観客数の上限が5,000でしたが、今場所から通常の約87%となれば最高9,265人までチケットの発売らしいのです。相撲を見て、ちゃんこを食べてという日本の伝統文化に触れる機会が減っているのが残念です。

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