昨日(11日)、生態系への影響が深刻な外来種の規制を強化する改正外来生物法が、参院本会議で可決、成立しました。改正法では、規制強化の一方で、既に広く飼育されているアメリカザリガニとアカミミガメが遺棄されるのを防ぐため、より強い規制をかけられるように来年から施行されるようです。
アメリカザリガニは1927(昭和2)年のきょう(5月12日)、鎌倉には食用カエルの養殖場があり、カエルの餌として持ち込まれましたが、その後、洪水などの際に逃げ出し、爆発的に繁殖域を拡大させ、約30年で北海道から沖縄まで生息が確認されたようです。
戦後、岡崎に移住してきた頃、田んぼへ水を取り入れるための用水や小川で、子ども仲間が沢ガニやアメリカザリガニを採って家に持ち帰って来たものです。
アメリカザリガニが余りの多さで簡単に捕獲でき、食べ物の少ない時代のこと、塩ゆでして食べました。ところが、上下水道が整っていない時代のこと、小学校で寄生虫の恐ろしさを学び、その後一切 採って来なくなり、どこの田んぼや小川にも増える一方でした。
アメリカザリガニはとても身近な生き物ですが、近年は水辺の生態系に対して非常に大きな影響を与えていることが明らかになっています。また、水田のアゼに穴を空け、相当量の漏水が発生して修復労力を要することから、駆除の声が聞えています。
何十年も前のことで、あまり記憶がありませんが、アメリカザリガニは熱を加えて食べるとエビとカニの中間のような味わいだったように思います。
アメリカでは食用にされてきた歴史があり、今でも世界中で人気の食材となっているようです。駆除するには「食用」にするのが一番早い方法かも・・・・。

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