きょうは「成人の日」です。今年4月から民法上の成年年齢について、年齢が20歳から18歳に引き下げられます。明治29年(1896年)の民法が制定されてから歴史的な「成人の定義」が改正されます。
選挙権は既に18歳となっていますが、引き下げられると“ローン契約”など、親の同意がなく契約を結ぶことができる権利が拡大し、一方で約束を守る責任も増えます。
ところで、成年年齢が引き下げられても「成人式」は、多くの市町村が20歳を維持するといいます。成年=成人でしょうが、18歳は進学や就職などの決定時期と重なり、負担を増やさないためだとのことです。
法的に年齢が定められているのは、就学義務年齢で満6歳と15歳で、雇用関係での高齢者は55歳、中高年は45歳で、中でも高齢者の定義はさまざまです。日本の法律上の高齢者は、年金受給開始と老人福祉保険法では65歳、医療費負担割合で70歳、老人保健法は75歳で定められています。
高齢者=老人でしょうが、扱いはいろいろで“成人式”はあっても“老人式”はありません。「老人あるいは後期高齢者」と言う言葉に不快感を持つ人が多いと言いますが、長く生きたことに対する“喜びの言葉”と受け止めたいと思いますがいかがでしょうか。
後期高齢者は“好機高齢者”と思えば、これからも元気で長く生きるチャンスと考えれば良いのでは・・・。
写真:国道23号線工事が進む幸田町付近 2022.1.3.撮影

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