地球上には約870万種の生物がいると推定されていて、地球の46億年の歴史の中で環境は大きく変化し、その中で生命は種(しゅ)の絶滅と進化を繰り返し、現在までつながっています。
生物とウイルスの関係はともに進化し、なかでもウイルスは、宿主(ホスト)となる生物の中に入り込んではじめて増殖することができ、時には宿主となった生物に大きな病気をもたらすことがあり、長い年月のうちに共生関係を築き上げることもあるといいます。
なぜ日本人は欧米人と比べ新型コロナウイルスによる重傷者や死者の数が少ないのか、不思議でなりませんでした。たしかに、日本政府は私たちに対して、細心の注意を払い、混雑した場所に近寄らないこと、マスクをすること、手を洗うことなどを求め、そして日本ではほとんどの人が、その通りに行動してきたことが功を奏したといえます。
最近の研究から、どうやら日本人は風邪を引いてウイルスに対する免疫が残っていて、新型コロナウイルスにも有効に働いているのではないかとも言われているようです。
さらに、2回の接種をすることで、ワクチンの効果が明らかになり、高齢者の感染と死亡が減少したとも言われ、接種は最良の方法であって、特に2回目の接種をした人は重症とならないようです。
一方、ウイルスと呼ばれる「コンピューターウイルス」は、何よりも大きな特徴として、名前からも分かるように、増殖するための仕組みを持っていて、最近はアドレス帳などの送受信の履歴を利用して、自動的にウイルス付きの電子メールを送信するものも多く、ウイルスがまん延する大きな原因となっています。
ワクチンの接種と同様に、ウイルス対策のソフトを導入する必要があり、インターネットなどでウイルス検知用データを更新しておかなければなりません。

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