この秋には自民党の総裁 選挙が行われ、次に衆院 総選挙があります。連日総裁候補の4名が名を連ねて政策論を交わしていますが、投票権が必要です。しかし、衆院 選挙は18歳以上なら誰しも政党や候補者を選んで投票ができます。
日々の暮らしは選択の連続で、進学や就職、結婚、老後の選択、終活まで、迷いながらも選ばなければなりません。身近なところで、昼メシはどこで、何を食べようか、贈り物は何にしようか、何を着て出掛けようかなど、問答 無用、選ばなければなりません。
一方、自分では選択が不可能なこともあります。例えば、親子の関係は選択の余地がありません。摂食障害、パーソナリティー、人格など日本の子どもは、家庭環境の影響を受けているケースが多いといいます。子どもは親をえらべないのに、親から受けた影響によって、生涯にわたり苦しむことになる場合もあります。
また、選択できた学校へ入学しても、教師まで選ぶことは難しく、思い描いていた理想と現実は違っていて、「もう学校に行く意味がない」と考え、不登校になることがあるようです。人生の大きな選択と言える、タイミングを逸してしまうこともあるようです。
さらに、選んで入社した企業も、上司まで選ぶことが許されるのは希で、良好な関係が保たれれば良いでしょうが、逆は双方とも不幸で、関係を保つには相当なエネルギーを必要とします。
自分で選択できないのは、宝くじの当選番号で、夢が膨らみ期待感が大きいから購入するわけで、実は購入時から半ば諦めの覚悟が必要でして、それでなければ購入しないことです。
それでも世の中、選ぶことは大いにあり、きょうもスーパーマーケットで、今夜の酒のツマミでも選びましょうか・・・・。

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