きょうは「大寒」です。寒さが一段と厳しくなり、小寒から立春までの30日間は寒の内で、大寒はそのまん中にあたり、1年中で最も寒い時季です。
寒稽古など、耐寒のためのいろいろな行事が行われますが、今年はコロナの関係でどうなることでしょう。しかし、「寒仕込み」といって、寒気を利用した食べ物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込むのに最もよい時期とされ、家庭で手作り味噌を作るには、この時期に仕込むと良いとされています。
この時期の水は、雑菌が少なく、長期保存に向いているとされ「寒の水」で作られた味噌、醤油、酒は腐らないといわれていて、中でも酒造りにおいては最高の酒ができるといわれています。
毎年、寒い中で行われていた大学入試センター試験が、それに代わる「大学入学共通テスト」として17日終了しました。英語の民間試験は延期、記述式試験の見送りなど、昨年から振り回された受験生は、新たなテストの緊張に加え、コロナ感染防止などの制約で、不安を抱えて迎えた試練の受験でした。
大学入試センターはきょう、受験者数や平均点、最高点、最低点、標準偏差値などの中間発表を行う予定だとか・・・・。
寒いときに仕込む?といっても、“新テスト”と、加えてコロナ感染防止の換気による“試験会場の寒さ”という二重の苦しみも、決してむだな労苦ではないと思います。
大人への道は厳しいほど、必ずその後の人生の糧になることでしょう。

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