2025年4月15日から184日間、大阪 夢洲(ゆめしま)にて、大阪・関西万博が開催される予定で、「人類共通の課題解決に向け、先端技術など世界の英知を集め、新たなアイデアを創造・発信する実験場」「いのち 輝く未来社会のデザイン」をもって、国の成長を持続させるため、起爆剤となるよう開催されます。
想定来場者数約2,800万人、経済波及効果は試算で約2兆 円だといいます。1970年に開催された大阪万博から今年で50年が過ぎました。そして、1990年に開催された「花博」から30年という節目の年に当たります。
今年は日本で56年ぶりに東京オリンピックが開催されるはずでしたが、新型コロナによって来年に延び、ウイルスの感染拡大による世界経済の大きな脅威となり、今もなお私たちの暮しに暗い影を落としています。
先が見えない重苦しい空気の年末を迎えていますが、55年という年月をへて、再び大阪で万博が開催されることで、希望の光が見えてきたように思います。
先回の大阪万博は、日本は高度経済成長を終え、この時期は国内各地で、大気汚染のみならず、水質汚濁、自然破壊、新幹線などによる騒音・振動などの公害が大きな問題となってのしかかり、1971年には現在の環境省ができました。
当時は経済成長と環境保全とを二者択一の問題ととらえ、「産業発展のためとはいえ、公害は絶対に許せない」とする世論が急激な高まりをみせ、公害対策に関する施策が総合的に進められることとなりました。
あれから50年、現在も経済成長と新型コロナ感染防止の二者択一の苦境にあり、解決の道を探らねばなりません。その様な中、来年は東京オリンピックと5年後の大阪万博は開催されます。
新たな春にわずかな期待と夢と希望を持って・・・・・・。
写真:茶臼山 展望台から 2020.11.28 撮影

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