郵便受けに喪中はがきが届き、年齢を重ねるごとに知人の訃報を受けることが増えました。正月を過ぎてから寒中見舞いとしてはがきを出すのが一般的のようですが、私は書状を受け取ったら直ぐお悔やみの言葉を添え「喪中 見舞い」として出すようにしています。
家族への宛名を書いていると、亡くなった人とので会いや、苦楽をともにした仕事、旅行や一緒に酒を飲み、互いにグチを聞き合ったことなど、昨日の様に思い出されます。
人は何時の時代も必ず死にます。古来日本では「死は汚れているもの」とされ、神に接してはならないとしてきましたが、仏教では「死は汚れたことではない」としていることから、喪中との関連は薄いとされています。
葬儀も例年なら経済情勢で変化しますが、今年は新型コロナ感染防止で派手な社葬などは控えられ、地味な小規模な家族葬・直葬も増え、葬儀への案内すらなく、喪中のはがきで亡くなったことを知るなど、特別な年でした。
コロナの関係で人と会いたくても会えない場合は、電話やメール以外にはがきを出すという手段があり、今年は年賀状が見直されるのでは・・・・。
第一線で仕事をしていたときは、年齢を重ねるごとに年賀状は増えていましたが、今では枚数が減り、ピーク時の7割程度となりました。これも交際相手の訃報が増えたためでしょう。
岡崎中央総合公園から遠くに本宮山を望む 2020.11.10.撮影

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