町内にある野生動物捕獲用の柵に、昨日、重さ約50キロはあろうと思われるイノシシの雌が、一匹入っていました。(写真)
・・・毎年、十数匹から数十匹捕獲します・・・・
非常に神経質で、警戒心の強い動物で、普段より見慣れないものなどを見かけると、それを避けようとする習性があり、捕獲用の柵も民家から数百メートル離れた山裾で、民家に近づかないよう張り巡らした金網の外、つまり山側に仕掛けてあります。
ところが最近は、金網が仕掛けていない県道を、自動車の通りが少なくなった夜中に通過して、民家の近くにある稲田にも押し入るようになりました。
一度押し入ることに成功した場所には繰り返し出没し、写真のように田んぼでダニなどの外部寄生虫を落としたり、体温を調節したりするために、横になり転がりながら全身に泥を塗る沼田場(ヌタバ)となりました。
農作物の被害もさることながら、最近は、豚コレラウイルスにより起こる、熱性伝染病がイノシシなどによる媒体で拡大し、強い伝染力と、高い致死率だといい、治療法はなく、発生した場合の家畜業界への影響が甚大で、早急な対策が必要です。

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