まもなく平成の元号が終わろうとしていますが、メジャーリーガーのイチロー選手が現役の引退を発表し、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が6月の任期満了で退任を表明しました。
平成時代を代表する人たちの引退が発表される度に、時代の終わりを痛感します。昭和に輝いた人たちと同様、いつまでも語り継がれるように、未来の子どもたちに偉大な功績を伝えていきたいと思います。
1989年1月9日に新しい平成の時代を開いた今上天皇の即位後朝見の儀のお言葉は、『日本国憲法および皇室典範の定めるところにより、ここに、皇位を継承しました。皆さんとともに日本国憲法を守り、これに従って責務を果たすことを誓い、国運の一層の進展と世界の平和、人類福祉の増進を切に希望してやみません』でした。
新しい元号(2019年5月1日)となり、来年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。これから数年間のうちに、日本の歴史に新たな1ページが刻まれるような、大きな出来事が予定されていて、日本経済がどのように変化していくのか楽しみです。
平成のスタートは、バブル景気と新しい時代の到来に対する期待感が経済を後押しし、情報通信システム業界や娯楽業界が好調で、日経平均終値は過去最高値3万8,000円を上回ったこともありました。
新元号は1週間後に発表されるといいますから、IT業界や、手帳やカレンダーなどの業界、元号を文書に使う官公庁や銀行などの取引のある印刷業やシステム関連企業は対応に追われることでしょう。
私の運転免許証の期限は平成33年8月と印字されており、2年後まで平成が文字として残っていて、記念すべき免許証となりそうです。

3