1月も晦日(みそか)を明日に控え、時の流れを速く感じるのは私だけでしょうか。次の日曜日(2月3日)は早くも「節分」の日で、いまや寿司(すし)店はもとより、スーパーやコンビニエンスストアでは節分にちなんだ“恵方巻き”の旗が立ち、翌2月4日は暦の上とはいえ、「立春」です。
待ち望んだ春が来ると伴に、当日は愛知県知事の選挙の日です。いずれの候補者も忙しそうに県内を走り回っていると、テレビの映像が流れていました。期日前の投票も始まっています、必ず投票に行きましょう。
知事の選挙も、まだまだ先のことだと思っていたら、そうでもないようです。平成の時代も残り3カ月、新しい天皇の即位に伴う連休は4月27日〜5月6日の10連休で、アッという間に来ます。
連休がこれだけ続くと、心配なことがあります。新しい元号となる5月1日(水)は、お目出度いことから婚姻届の増加が予想され、4月の人事異動によって家族を含んだ転入転出の時期と重なり、役所の窓口は開いていることが求められるかもしれません。
そして、多くのサービス業は稼ぎ時で、そこで働く人々は忙しくなることが目に見えています。およそ30年前の平成が始まった頃、バブル景気で“猛烈社員”などという言葉でもてはやされ、昼夜を問わず働く人々の姿がありました。
しかし今、暮らしが豊かになったという実感がないまま、現われた“働き方改革”という救世主?企業の収益は伸びても、働く人にとって、ますます収入が減るのではないかという不安からボーナスは預金に回り、いっこうに消費が伸びなく、伸びているのは海外旅行という一部の人のみのようです。
遊ぶ余裕のない人々は、いったい10連休をどの様に過ごすか、ひと事ではありません。

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