昨日、靖国神社へ参拝し、市ヶ谷の駅から東京駅へ向かう途中、何だか見慣れない服装をした集団を見かけました。大きな黒い帽子を被り、マントのような服を着て、顔に恐ろしいような化粧をした人たちがいたのです。
日本では年々、コスプレ度が高まり、コスプレイベントが盛り上がっていまが、どうやら古代ケルト歴でいう1年の終わり10月31日がHalloweenで、日本で言う大みそかのようなもの、その日に先祖の霊が家族を訪ねて来ると信じられているようです。
日本のお盆と違う点は、その霊と一緒に悪霊や魔女も一緒について来て、災いを起こすと信じられ、悪霊達を追い払うために魔物の仮面を被ることを思いつき、自ら魔物の格好をすることで悪霊たちから身を守るというわけです。
Halloween は宗教的な背景で始まり、現代では特にアメリカで民間行事として定着して、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなり、その影響を受けてクリスマスの夜と同様に、日本でも広まって来たようです。
Halloween で思い出されるのは、1992年(平成4年)10月17日、当時名古屋にある旭丘高校に通っていた服部剛丈さん(16歳)が、交換留学でアメリカ・ルイジアナ州にいて、ハロウィンパーティーへと出掛けて、銃で撃たれて死亡した事件です。
27日午前も、ペンシルベニア州ピッツバーグで、ユダヤ教礼拝所で発生した銃撃事件で死者数が11人に上ると発表があったばかりです。
アメリカでの銃規制は進まず、銃撃事件は銃を持って防ごうとする発言が多いようで、国民性でしょうか。
Halloweenと銃は直接関係ないのですが、靖国神社でまつられている御霊も、きっと銃のない世の中を望んでいたことでしょう。
靖国神社にて 2018年10月28日撮影

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