愛知県大府市は、全国初の「認知症に対する不安のないまちづくり推進条例」を4月に施行し、市の公文書などで「徘徊(はいかい)」という言葉を使わず、「一人歩き」などに言い換えると表明したようです。
認知症でもその人なりの目的や理由がある場合が多く、徘徊と呼ぶことで、認知症の人は危険人物のように見られ「外出は危険だ」と本人や家族を苦しめ、偏見を助長しているといいます。
そこで私は、認知症を理解し、認知症の人や家族を見守る「認知症サポーター」になろうと、5月25日岡崎市の長寿課が主催する「認知症サポーター養成講座を受けて「オレンジリング」をいただいてきました。
講座の内容の中から一部を紹介すると・・・・。
認知症の中で、記憶 障がい、見当識 障がい、理解・判断力 障がいがあり、見当識 障がいは、今の年月日や時刻、自分がどこにいるか、周囲の人との関係が把握できない症状をいい、記憶障害と並んで早くから現れるといいます。
「一人歩き」で道に迷った人や行方不明のおそれのある認知症の人も、行き先の目的を持っているはず、本人に恥を欠かせないように、自信をなくすような言葉をさけ、尊厳を傷つかないようサポートすることが大切だと学びました。
確かに「徘徊」という言葉はありますが、周囲の人は知らなくても、何らかの目的があって歩いているのですから、「一人歩き」で良いでしょう。
全国各地で講座は行なわれているとか、このブログ読み下さっている皆さん、受講してみてはいかがでしょうか。

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