4月1日から、高齢者は「認知機能検査と高齢者の講習」を受講しないと運転免許の更新ができなくなりました。「記憶力・判断力が低い」と判定結果が出たら、臨時適性検査を受けなければならず、または医師の診断書の提出が必要です。
認知症と判断された場合は、運転免許の停止・取消しとなり、認知症でないと判断された場合、記憶力・判断力の程度によって2〜3時間の高齢者の講習が行われます。
認知機能検査は30分間、750円の検査料と教習所の予約が必要です。2022年〜2025年には「団塊の世代」が後期高齢者となり、今以上に予約が取りにくくなると思います。
認知機能検査・高齢者の講習をして、運転技能が衰えた人が車に乗らないようにすることは事故を防ぐ上でも良いことだと思います。しかし、田舎に暮らす者として、自動車は足代わりで、高齢者の活動範囲が大きく狭まり、心身の健康を思うと健康保険料の増大が考えられます。
病院へ行くにバスを利用するとしても、田舎では1日数本しか走っていなく、帰りのバスに間に合うかどうか心配し受診しなければならないのです。そこへ医療費負担を1割から2割への値上げが検討されているとか・・・・。
「鶏が先か卵が先か」ではありませんが、いっそ高齢者は一定年齢が来れば運転免許を取消してはどうでしょうか。そうすれば、公共交通の対策を立てざるを得なくなるでしょう。
中途半端な今の状況を見た若者は、自分の将来を思う時、ますます都会へ出ようと考えるのは当然で、止められません。政府が推進する地方の活性化は絵にかいた餅のような気がしてなりません。

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