健康保険を使って診療・治療・入院をすると、「医療費のお知らせ」が、費用の総額、健康保険で支払った金額、自分で支払った金額が記載され、その筋から定期的に郵送されてきます。
厚生労働省によると、生涯に費やす医療費は1人当たり約2500万円で、そのうち半分を70歳未満で、半分を70歳以上で消費し、男女別に見ると、平均寿命の長い女性では約53%、男性では約46%の医療費を消費しているそうです。
一人当たりの医療費は全国平均51万3千円で、年々増加し高齢になればなるほど医療費は急上昇する傾向にあるようです。
また、1人当たり医療費が全国で最も高いのは高知県で、次いで山口、佐賀、大分、鹿児島といずれも62万円をこえているようです。最も少ない千葉県は43万1千円で、埼玉、茨城、沖縄、栃木の順ですが、それにしても、随分医療費がかかっています。
医療費は、ここ10年間で10兆円も増え41.5兆円となり、これらの数値は約4割が入院医療費で、ベッド数や高齢者の数の多さも影響しているのではないかと思われます。
膨らむ一方の医療費をどう抑制するか、国の大きな課題です。特に高齢者について、いかに健康で元気に過ごす居場所、やりがい・生きがい作りが大切になってきたか分かります。
[女性の活躍]も大切ですが、「高齢男女の活躍」が、医療費削減の最大の方策ではないでしょうか。

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