きょうは東京都知事を選ぶ投票日です。21名という数多い中から1名が選ばれるわけですから、候補者のみならず有権者も、そして都民のほかも、さぞワクワクと結果を待つことでしょう。
注目される東京、思い出すのは高度成長時代に集団就職の列車に乗って東京、上野駅へ降り立つ若者の姿を映し出すニュース映画です。
当時から若者が仕事を求めて東京へと・・・、一極集中の始まりだったでしょうか。今は、政府の看板政策「地方創生」で、この問題の出発点は人口問題でした。
日本の人口減少は、東京への一極集中を食い止めることにあるといい、昨年から各地の自治体が総合戦略づくりに追い立てられていました。
しかし、地方の努力ばかりでは「一極集中」を止められるとは思いません。政府は、そして新しい東京都知事は、どこまで本気にこのことを考えて政策を打てるかが注目されます。
今流行の「ポケモンGO」の出現場所まで、都心に集中していると言います。利用者から「地方置き去り」と言われているらしいので、この流れを変えられるのか、これも注目したいと思います。
これに対して、全国に2000店舗ある「すき家」は、店長の転勤を止めようという動きもあるようです。処遇の改善が主な目的のようですが、地方へ腰を降ろして頑張る人も出てくるのではないかと思います。
また、政府が「女性の活躍」といいつつ、自民党組織が推さない自民党の女性候補が初の女性東京都知事になるかどうか、注目したいと思います。
ともあれ、東京都知事の選挙結果が待ち遠しく、新東京都知事に腕をふるってもらうよう期待したいと思います。

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