欧米では6月に結婚すると幸せになれるといわれ、長い冬が明けて花が咲き始めるこの季節は、世の中、一般に開放的で明るい雰囲気が漂い、結婚をつかさどる女神の守護があるといわれているようです。
一方、日本でもブライダル業界が、空調のなかった頃の入梅時期、少ない挙式が増えるよう、言い伝えを広めたといわれています。
ところが、これから結婚する人の気持ちを思うと、二人の人生に踏み出す幸せに包まれつつも、気になる調査結果を内閣府 経済社会総合研究所が出しました。
その研究所が25〜39歳の未婚男女1万人を対象にした調査で、4割近くが社内や取引先など職場に独身の異性がいないと答えたそうです。同研究所は結婚したいのに出会いが見込めない人が多いことが分かったといいます。
また、他の民間の調査機関では、未婚男性の3分の1は年収200万円以下で、これまた新たな壁となっているようです。
50歳で一度も結婚していない、おそらく「生涯未婚者」は2035年に男性で3人に1人、女性で5人に1人になるとの予測もあるようで、結婚するだけが人生の道とは思いませんし価値観の差も否定はしませんが、何か寂しい気もします。
一方、縁結びをする「世話人や仲人」の存在も減って、出会える機会が絞られてしまい、そんな幅の狭い世間となり、結婚が難しい時代になったのでしょうか。
昨日、ご近所の77歳になる男性が亡くなられ、葬儀に出席してきました。長く看病をされた奥さんの顔はやや疲れた様子でしたが、夫を送る姿に夫婦の『愛と幸せ』を見ました。

4