『はじめまして』と『さようなら』、出会いと別れの行き交う春は桜の季節です。この陽気に誘われて、名古屋の地でもようやく花が開き始めました。
桜は2週間足らずで散ってしまうため、可れんな花の美しさは永く続いて欲しいと願っていても、思うに任せず散ってしまいます。
この季節、人生にはいろいろな分かれ道があるといってもよいと思います。例えば、出産、進学、就職、結婚、昇進・昇格、定年・再就職、病気、介護など、なかには避けて通れないこともあります
きょう私も、退職する人の送別会に出席です。時間が止まることはありませんが、人の心に残る感情は止めることも動かすこともできます。また、それに振り回されることもあります。それは、時が止まったような錯覚に陥るからでしょう。
出会いと別れ、この時季だからこそ感情を、かれんな桜の花びらに例え、永く続いて欲しいと願っていても、思うようにならないのが人生と、気が付けば散りゆく花を見ながら、時が流れ新たな暮らしが通り過ぎていきます。
満開の桜が咲く4月6日は私の姉(長女・当時19歳学生)の命日、母は若くして亡くした娘を思い出すので、桜の花を見ると悲しくなると語っていました。
朝のテレビニュースを見ていると、きょうからアナウンサーが交代し、『そうだ新年度の人事異動なのだ』と、この時期を改めて感じた次第です。
新入社員研修や配転・昇進などの業務が懐かしく思い出されます。

3