昨年と比べ、やや遅れてこの地方も梅雨明けとなり、いよいよ本格的な夏がやってきました。
倉敷市の小学校5年女児が下校途中連れ去られ、5日後に無事保護され、家族の元へ帰ったニュースが流れ、帰りを待つ家族にとっては、あまりにも長い時間であったことでしょう。そして犯人逮捕にご近所もホッとしたことでしょう。
昨年8月25日、三重郡朝日町地内における中学3年女子の強盗殺人・死体遺棄事件を思い出しました。夏休み中、友人と花火大会の見物に出かけた帰り道の出来事でした。
下校時や行事終了後を狙った子どもの連れ去りや、事件に巻き込まれることが後を絶ちません。防犯機能を備えた機器を持たせる親もいると思いますが、やはり、地道な防犯活動で威力を発揮するのは身近な周辺住民の「目」と「声掛け」ではないでしょうか。
夏休みに入って地域の夏祭り、盆踊り、花火大会など行事が多く、
犯罪者に付け入る隙を与えないために、見知らぬ人にも「挨拶」と「声掛け」は、犯罪防止に効果を発揮するようです。
町内会、自治会、小学校区、中学校区など、地域のみんなが一緒になって、お節介と思われても、あいさつ、声掛け運動を展開する事で人の輪が広がります。
なかでも、一人暮らしをしている高齢者や大人へは、ご近所の人の「声掛け」が大切ではないでしょうか。倉敷市の犯人についても、自宅改築工事が行われた際に、周囲の関心がもっとあればよかったのではないかと・・・・。
犯罪防止のみでなく、ご近所が連携することで、子ども達が地域社会の大人の姿を見て、夢や希望を持って成長していくと思うのです。
初めはぎこちない挨拶や会話かもしれませんが、何時かは、きっと子ども達から「声掛け」があるのではと信じます。

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