関東で仕事をしていた頃、東京都内で生まれ育った乗用車運転手Kさんとの会話で、東京の人は標準語で話すものだと思っていたのですが違っていました。古くは庶民や職人を中心に使われていた「ベランメエ調」での「江戸言葉」や、今でも残る東京独特の言い回しなどの方言が存在していました。
具体的には「ひっ散らかす」「ぶん投げる」や「東」を「しがし」、「広い」を「しろい」と発音するなど、特徴がありました。
NHK大河ドラマ「八重の桜」で出てくる方言は、聞きなれた大阪弁や京都弁とは全く異なるニアンスで、私の耳には新鮮に、そして懐かしく聞こえます。
具体的には、敬語の語尾に「・・・し」や「・・・くなんしょ(ください)」とか、「・・・んだ(そうです)」反対に「・・・んでね(そうではありません)」そして「なじょした?(どうした)」などなど・・・・・。
私が住む三河地方も、「いじくる(さわる)」例えば、パソコンをいじくる。また、「わきゃない(簡単なこと)」「机をいざらかす(動かす)」「そんな事あらすか(ない)」など慣れないと誤解しそうな言葉もたくさんあります。
つい最近では、こんな言葉も理解しなければなりません。
例えば・・・・
『
コンピュータやインターネット上のサービスを利用する際に、アカウント情報を用いて個々人のデータにアクセスするときに、オンラインゲームではユーザー名とパスワードを入力することで、キャラクターデータにログオン・サインインすることができます。サイトによっては対応しているブラウザが限られ、特にマイナーなブラウザを使っているときは・・・・・』
もちろん、方言ではありませんが、私にとってはチョット難解な言葉も多く含んでいて、これもまた新鮮で知らねばならず、理解するのに時間を要します。
言葉は、単なるメッセージ機能として使われていますが、エジプトの騒動や7月中旬に発覚した広島県の16歳少女遺体遺棄事件を思い出すと、言葉が人の心を揺さぶり、行動に掻き立てる力を持っていることを改めて思い知る事件もありました。
千浜にて

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