名古屋市中区の名古屋城で5月29日から、復元された本丸御殿「玄関・表書院」の公開が始まったのに合わせ、ご当地料理などが楽しめる「名古屋城まるはち博覧祭」が始まり、城の東側駐車場に設けた「東門会場」の横を通りかかったので覗いてみました。
東門会場では、手羽先や天むす、どて煮など名古屋名物の料理やビールなどが売られ、「金シャチ横丁」のモデルとしての開催で、夜間も開かれるようです。
梅雨と重なって昨日までの人出は今1つだったようですが、きょうは好天に恵まれまずまずの様子でした。1昨年名古屋城の観光化に力を入れようと「金シャチ横丁」が発案され、基本構想をまとめる調査費、1,000万円を盛り込み、期間限定で今回の仮横丁「屋台村」を開設し、来場者や事業者の声を聞くらしいのです。
建設候補地に東海農政局、水資源機構中部支社や名古屋市が運営する名城公園宿泊所があり、 移転先は国や関係機関と調整中だそうで、どうやら名城公園宿泊所は廃止の方向のようです。失業して住むところを失い就職活動中の人や、路上生活から脱して社会復帰を目指そうとしている人達にとっては、厳しい計画のようです。
生活保護を受けようとする人々、就職困難な人々もこの数年うなぎ昇りに増え、社会とのつながりを持てないまま、生活費を保護制度に求める人が増え、国民負担は益々増大の傾向にあります。
この様な時こそ、公的な宿泊施設は集中的に支援の役割を果たすことが出来ると思うのですが、観光事業に力を入れる名古屋市としては、この土地利用のチャンスは逃がせないようです。
名古屋城東門会場:5月31日撮影

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