タイの大洪水は首都バンコク中心部の被害が拡大して、タイ政府は「バンコク全域の浸水は避けられない」として、連日市民に注意喚起し、満潮の時の潮位が高くなる「大潮」を迎えたことなどから、バンコクから一時帰国する日本人家族が相次いだと報じていました。
水害が起きる度に気になるのが地球温暖化です。そして「地球を平均気温約14度に保つ温室効果ガス」の存在であり、水蒸気とオゾンを除いたほぼすべての温室効果ガスは、炭素原子を含む物質といわれています。
炭素原子を人為的に発生する二酸化炭素量は、火力発電や自動車の排気ガス、工場の排気など化石燃料の燃焼がもっとも多く、熱帯雨林を破壊する焼畑農業も主要な原因であると考えられています。
温室効果ガスが存在しなければ、地球の温度は現在よりも約30度低くなり、人間など生物が住むことが不可能になると考えられています。
地球に住む私達にとって温室効果ガスは大変大きな問題です。いま福島の原発事故から「原発」推進の声は挙がりにくい状況ですが、太陽光や風力では日本の巨大電力消費量を賄いきれない現実があります。ですから政治は決断し、二酸化炭素問題解決の方向を示さねばならないでしょう。
一方、日本は、国土が狭く可住地面積も小さく、土地利用について大切な方針を示して来ませんでした。多くの人口を抱えて、国土の計画的合理的利用を促進することが重要な課題となっています。土地利用計画を伴わない資産保有目的又は投機目的での土地の保有を認めない政策を早く打ち出すべきだと思います。
TTPの問題にしても、日本の農業、食料確保をどうするのか、工業化を進めるには関税の撤廃を推し進めるのか、しないのか、外交・貿易をどの様な方針で進めるのか、政策を早く打ち出すべきでしょう。
きょうは、岡崎市内で行われた時局講演会で、「食糧不足や価格高騰が起きている。日本だけの問題ではなく世界の食糧不足という文脈で考えなければならない」とコメの減反政策の見直しを主張し、TTP問題に反対する衆議院議員「町村信孝氏」の話を聴いてきました。

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