チョッと暖かくなって、暮らし向きが優しくなったような気がします。まだ寒い日は来るのでしょうが・・・・。ニュージーランド南島のクライストチャーチ市で起きた大地震は日に日に被害が明らかになり増え続けています。
宮崎の新燃岳といい、自然の猛威は何とも止め様がなく、人々はただ手をこまねいて祈るだけなのでしょうか。ニュースが流れるたびに虚しさを感じます。自然災害に比べ、リビヤでは反政府デモの鎮圧で800名が死亡したといい、生命と財産を守る早期の解決が望まれます。
最近私は、映画「太平洋の奇跡」や、今読んでいる柳井乃武夫著「山の兵隊」などから、戦争について色々思うところがあります。平和であればあるほど、戦争というものを知り、どれほど無意味に殺し殺され会った歴史を忘れることなく、平和を実践していくことが私たちに課せられた責任だと思うのです。
独裁ではないかと思われる政権が長く続くと、国や組織は
一つの方向に向かって進みやすく、その事に異論を感じなくなり、一種の麻痺状態にさせられてしまうことが、日本の戦前にも存在していたように思います。異論を唱えれば暴力によって弾圧を受ける状態は、今でもデモの鎮圧が示すように有り得るのです。宗教による影響を受けて増幅し、内戦を心配する国さえあるようです。
最近のニュースを知るにつけ、戦前あった遠い出来事だと言ってはいられない気がします。二度と行ってはならない戦争の原因や、数多くの犠牲を払って現在があることや、肉親と離れて暮らす、辛い苦しさを強いられることを学んでおく必要があります。
そのためには、あらゆる人と人の対話、友情、出会いを大切にして生きていくことが平和の第一歩であり、お互いの話し合いで、友情、友好な関係を探り出し、結び続けることこそ、最も戦争を回避する大切な手段だと思います。
安城デンパークにて

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