きょう夜の8時からNHKハイビジョンテレビ、平泉 成さん(岡崎市出身)が編集長を演ずる「プレミアム8時空・タイタニック号沈没の真実」を興味深く見ました。
1911年、今から約100年前、ニューファウンドランド沖にて沈没した世界最大の豪華客船タイタニック号。1500名もの犠牲者を出した史上最悪の海難事故として知られるこの惨事は、現在も多くの謎に包まれ、人々は真実を知ろうとしています。
番組では、8つの原因を上げ、氷山に衝突の前から沈没の危険があったことを明らかにし、船の設計段階から救命ボートの数不足、48艘必要が16艘であったこと、鉄板を繋ぐ鋲の強度不足、氷山の情報無視や監視の不足、等々、現代の科学が明らかにしていて、大変興味深い番組でした。
ニューファウンドランド沖における流氷群の危険がリーランド社の貨物船「カリフォルニアン号」から無線通信で警告されていたにも関わらず、タイタニックの通信士たちは、蓄積していた旅客達の電報発信業務に忙殺されていて警告も見過ごされてしまったとか・・・・。
また、タイタニック号の見張り番が前方の氷山を肉眼で発見、、遭遇したころ双眼鏡を持っていなく、海面に靄が漂っていて発見したときは既に手遅れだったとか・・・。
タイタニック号を企業に例えると、不足の、物資、人物、資金で運営するとしたら、そこへ情報不足が加われば、倒産間違いなしということになります。
今や私たちの周りは常に情報ネットで取り囲まれ、営業情報は瞬時のうちに世界を飛び回り、肉眼で氷山を見つけたころには手遅れで、仕事に強烈な競争相手が現れ、タイタニック号と同じ運命をたどることとなりそうです。

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