6月もいよいよ明日が最後です。7月は私の誕生月で、この機会に時代の移り変わりを意識し、人生のラストランに備えようと思います。
私の祖母と父を失った年が同じで、母は長い看病から解き放たれた月でもありました。その
家庭介護が、妻、嫁、娘という伝統的な女性依存型から、プロの介護員や介護施設といった新しいシステムに変わろうとしています。
高度成長時代に水質・大気汚染など公害問題が起き、やっと環境を守る意識が高まりました。これからは、環境を破壊する石油エネルギーから、原子力、太陽、水、風力等の環境を考えながらの
新エネルギー時代に入ろうとしています。
私が中学を卒業する頃の高校進学率は約50%でした。現在では、高校はほぼ全員進学し、短大を含めると二人に一人が
大学教育を受けています。近い将来、希望すれば全員大学教育が受けられるのも時間の問題でしょう。
スポーツの世界も、女性は
結婚・出産を終え世界選手権やオリンピックに出場する選手が出始めました。マスコミは「復帰したママさん選手」と報じますが、長期計画のトレーニング方法を実践する選手から言えば「復帰ではなく通過点」と考えていることが解ります。
私の中学時代は、就職するのは全員が
正社員で、卒業すると憧れのトヨタ自動車や関連企業の養成工になることでした。農家の次男はともかく長男までも自動車関連企業で働くようになったのです。したがって、専業農家は減り、兼業零細農家が増え現在に至ったのです。
どの産業にも「出稼ぎ」といって、北国で冬の間、農業が出来ない人が愛知県にも働きに来ていました。
派遣従業員や、年間契約する
期間工は居ませんでした。この度の派遣切りのような不幸な事態は繰り返したくないものです。この機会に雇用制度や労働条件も大幅に改善されることを期待したいと思います。

0