2005/8/20
毎夏炎天下の中の作業で、湿灰、炭手前時に使う
文字通り湿り気のある灰を作ります。
手順としては
1、灰を水と混ぜあわせ、アクやごみを取り除く。
2、水をできるだけ取り除き、ムシロの上に広げる。
3、軽く天日で乾かし、番茶をかけ湿らす。
4、ある程度乾いてきた球玉になってきた灰を
4、木へらなどでつぶしながら大きい編み目のザルでふるう。
5、3〜4を天気都合で1〜3回繰り返し。
(ムシロを交換したり、風通しよく重石などで高低をつけたりもする)
6、さらに中、最細のザルでサラサラと細やかに不純物を取り除きながらふるう。
7、素早く蓋付きの容器に入れ、涼しい所へ。
駐車場や空き地で、大のおとな達が
日焼けと熱射病対策のため、農家帽子はもちろん
首に冷えピタ、タオルぐるぐる…、ものすごい格好でこの作業。
道行く人も怪訝な眼差し、何をしているのか尋ねられたりもします。
(説明してもあまり納得してもらえませんが…)
ザルとか木へらとか年々100均グッズなどが便利道具として増え
ムシロも畳屋さんに分けてもらったり
準備万端、手際も連携作業もかなり良いと思いますが、
他の社中での灰作りを拝見した事がないので
方法とか全然違うかも知れませんし、お道具が気になる所。
今年は、お天気などの都合で8月となったせいか
かなりのいいお天気で、ドンドン作業しないと乾燥してしまい
休むヒマもなく、時間との戦いでした。
本来はお稽古ナシの予定が、
ちびっこがきたため、電気釜で盆点。
3週間ぶり6歳〜80歳まで、大仕事の後の美味しいお茶でした。

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投稿者:サトミン
>桃さま
キレイなモノの裏には必ず努力がある感じで。
お茶会時も裏事情はスゴイのです。
>なかぴーさま
写真一応撮ってみたんだけど
あまりにもひどくてupするのやめました。
投稿者:桃
なんか。。。
スゴイ。
裏事情を見た気がしました。
是非是非その作業姿を見たい。
さぞかし怪しい集団なんでしょう。
やっぱり、自分で手間暇かけたものっていいよね。