今日は夏至である。夏至というより白夜のような天気ではある(笑い)。
当別町のスェーデンヒルズで行われる夏至祭に仕事で参加したことがある。北欧の人々にとって夏至は夏の始まりを告げる大切な暦だが、太陽の恵みを祝う感謝祭でもある。ただ北海道ではクリスマスのようにはいかず、未だ馴染みは薄い。
太陽は世界中の民族が神格化しているが、日本では天照大神が馴染み深い。もっとも国の名前が日の本なのだから当然と言えば当然であろう。漢文化圏では古来より太陽にはカラスが住んでいると云われており、カラスは太陽神の使いとされてきた。
日本でも神武天皇の東征のおり、吉野熊野の古道を案内したのが三本足のカラス・八咫烏(ヤタガラス)だとされている。太陽の黒点をカラスと表現したのだと言う人もいるが、夕日に向かうカラスの風景と重ね合わせるとなるほど納得がいく。
ちなみに、ワールドカップで奮戦している日本代表のトレードマークもこの三本足のカラス。まさに、足がもう一本あれば、ついでに羽もあれば・・・というところだろうか。
チームの武運長久を祈るのみだ。
P.S
面白い話を見つけた。
昔、カラスもイヌも三本足で、どちらも不便であった。そこで、互いに相談してカラスは足一本をイヌに進呈することにした。これで問題は解決。以来、イヌはカラスから頂いた足を大切にし、小用を足すときは必ず片足をあげることとした・・・らしいですぞ、ワン!

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