「ベルリン三人展 2006/10/6〜(3週間)」
イベント報告
私の初の個展がドイツのベルリンで開催できたなんて、本当に恵まれていると思います。
この個展に誘ってくださった、柏市在住の版画家、大野隆司さんと
ベルリンの「ギャラリ−オコ」のオーナー、マルチェロ&花さん夫妻には、
心から感謝しています。本当にお世話になりました。
「ベルリン三人展」の
三人のメンバーとは、版画家 大野隆司さん、
イラスト・製本作家 赤木えつこさん
楽書家 今泉岐葉(私) です。
さて、10月5日に日本を飛び立ち、ロンドン経由で16時間もかかってドイツの
ベルリン空港ヘ到着。その日は夜なので、寝るだけ。
現地の6日土曜日(日本は7日)は、作品をギャラリーに搬入し、展示しました。
作品に値段もつけて、並べ方にもギャラリーオーナーのこだわりと数ミリの妥協も
許さないプロ意識を見ました。
夜7時にオープニングパーティーの幕が開きました。
ドイツ人がほとんどですが、色々な国の人が、のべ50人以上もいらしてくださいました。
10時までの予定が、結局11時にお開きとなりました。
こちらのギャラリ−は夜遅くまで開いているのですね。
翌、7日日曜日は午後からワークショップを行いました。
私がお客さんの希望の字を書いたり、お客さんに筆を持ってもらって
私が教えたりしました。
ギャラリーの人や一緒にそこにいた個展メンバーに
「みんなとても楽しんでいたよ。先生役、上手いね。感心、感心!」
と誉めていただきました。やったー!!
書の楽しさを伝えるのが私の望みなので、これはまずまず成功だな。よかった。
私の作品についても通訳の人をつかまえて、どう思うか聞いてもらったのですが、
「漢字を読めないけれど、作品としては面白くて、好きだ。」
と言ってくださる人も結構いました。
美術を勉強に来ている日本人学生やドイツ人の男性女性、スペインの女性など。
私は10日にはドイツを立ち、11日に帰国してしまいましたが、
作品展示はあと3週間続くので、どんなお客さんがどんな感想を持ってくださるのか、
興味深いです。少しでも多くの人に見ていただき、何かを感じていただければいいな。
ベルリンはベルリン国際映画祭が行われることからもわかるように、非常にアートな
街です。アートを学びに留学生が集まってきます。パリよりも物価が安いので、住みやすい
のだそうです。特にここの地区はギャラリーが多く集まっていました。
前衛的な絵画や立体作品、写真、洋服製作など。いろいろな分野のアートがあります。
街の壁という壁はペイントだらけでした。
ドイツでは漢字のTシャツが最近はやっているそうです。書に興味はあるんですね。
ただ、ギャラリ−好きでよく観にきても、お金があまりないので即購買には結びつかない
そうです。
というわけで、貴重な体験をできました。これを今後の書に生かしていきたいです。
日本でも個展を開いていくつもりです。みなさん、どうぞあたたかく見守っていって
ください。よろしくお願いいたします。
オコギャラリー
http://www.galerie-oko.de/pageID_2784350.html






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