2月18日
7時間ほどのバスが終わり、歩いて国境のイミグレまでいき、楽しかったアルゼンチンに別れを告げて、再びボリビアに入国。
このボリビアのイミグレで4年前に日本で取ったイエローカードの提示を初めて求められた。
さらにボリビアを出るチケットを持っているかなどもいわれた。
陸路のボリビアのイミグレにもこんなかっちりした人がいるんやと衝撃であった。
帰りのチケットも何とかメキシコから日本へ帰りチケットを見せて無事入国。
なつかしいボリビア。
インディヘナの生活を間近に感じる。
あきらかな変化がこの二国の間にはある。
少しの感傷に浸りながら、次に向かうバスを探す。
本当はタリハというマイナーな街にいきたかったのだけど、夜行バスしかないというので先を急ぐ僕は10時間ほどかけてポトシまで行くバスに乗ることにした。
一応座席間の幅の広いバスなんだけど、明らかなおんぼろバスで、なかには蠅がブンブン飛んでいる。
そんなことでもボリビアに帰ってきたんやなぁと実感する。
そういえば、ブエノスアイレスで携帯が壊れて今自力で音楽を聞く手段がラジオしかない。
でもへんぴな道を走る時はラジオの電波も届かない。
NO MUSICのバスはなかなかつらい。
あと40日ほどのバスの移動は想像したくない。
そんなのろのろとがたがた道を走る中、居眠りと妄想を繰り返しながらようやくバスはポトシにつく。
でも、まだまだバスは終わらない。このまま夜行バスでラパスへと向かう。
今はバス待ちで、中華レストランでごはんを食べて、ネット中。
ボリビアはアルゼンチンより物価が圧倒的に安いので財布のひもがゆるんでしまう。
幸せなことである。
結論。
ぼくは バスの中で日本の音楽を聞きたいです。

国境の橋

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