17年物のNEC VALUESTAR T PC-VT5009D
VHSデッキを修理し、11年越しにSmartVision搭載の
このPCでデジタル化を行うべく、メンテを行う。
とりあえず家を建て替えてからは床に置きっぱなしで、
一切移動させていないので、掃除とメンテを行った。
この11年の間に、腰椎の椎間板ヘルニアを発症しているため、
重いものを持って階段を上下するなんてことをしていない。
今のメインPCのミドルタワーが14kgなので、
こんなに小さいスリムケースなのに11kgもあるのかと驚いた。

メインで使用していた時からHDDやファンの共振による異音や
振動が気になっていたため、
外せるビスにシリコンワッシャーを噛ませている。

そのため、筐体は若干広がっているのか、
なかなかケースを空けられない。
どこがどう開くのか、
知らない人には判らないかもしれない空き方。

本体は日本製で、日本製キャパシタもふんだんに使われていた。
爆熱機ゆえの策なのだろうか?
久々にスリムケースを触ると、
ギチギチ感でマザボの点検もできない。
かといってパーツを外して点検しようという気にもならない。
Twitterでリプいただいた方からの情報だと、
日本製キャパシタを使っていても、
キャパシタの液漏れが多い機種らしい。
やはりドライブ等を外して
しっかり点検しておけばよかったと後悔。
まぁ、定期的に電源入れていたので、普通に動いてはいるが。

これまで何度かパーツ交換やメンテはしていたものの、
CPUには手を付けていなかった。
やはりスリムケースは手が入らない。
CPUクーラーの外し方も判らず、引っ張ったり押したり、
変に力を入れてしまったかもしれない。

結局外し方をググったので、最初から調べろよと反省。
(ツマミを持って軽く下方向へ押しながら内側に倒し、
引っかかっている下側を広げるようなイメージ)

ヒートシンクとCPUの間にまで埃が侵入。
さすが17年モノのデスクトップ。

グリスもティッシュで綺麗になるほどにパリッパリ。
拭いたグリスはメタリックっぽい粉が入っていたので、
純正はシルバーグリスだったのかな。
周辺にこぼしてショートさせないように、しっかり除去する。

17年ぶりに顔を出したCPUの刻印。
'03なので、Socket 478のNorthwood Pentium 4 HT 2.8EGHz。

グリスはMX-4に塗り替え。
しかし、ケースが狭くて塗りづらい。
悪名高き爆熱機なのでしっかり塗ろうと思い、
ヘラで広げてみたが、上手くいかない。
老眼もキテるのか、後で写真を観たら
「え?塗り過ぎじゃね?」感がある。
やはりグリスを置いてヒートシンクで塗り広げればよかったかな。
本体シャーシにもシリコンワッシャーを噛ませているので、
本体サイズが変わっているようで、
カバーを閉めるのもギチギチで一苦労。
さらに、狭い場所への設置、真冬の暖房効かない部屋なのに、
汗をかいてしまった。

11年越しにS-VHSビデオデッキも復活させ、
キャプチャー用PCも稼働できる。
これでやっとVHSデジタル化が始められる。

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