目からうろこ、心からかさぶた!!
アイターンおばさんの、普段の宮古島生活ですが・・・
これが結構おもしろい。疲れた日にはちょっと寄ってくださいな。
2005/7/5
「なんにもなくて、すべてがある島」 キビの穂の美しい季節になりました。週末ともなると、家族総出
のキビ刈り風景が、あちらこちらで見かけられます。一本一本、
人の手で刈られ、まとめられていくサトウキビ。そして、車座に
なっての休憩。側を通り過ぎる時、片手をホイと挙げてかけてく
れる声。このキビ刈り風景の中には、わたしの好きな宮古島のす
べてがあります。それはたぶん、多くの観光リピーターの心を捉
えて離さないものと同じではないでしょうか。
この、穏やかに美しい宮古島は、どのように変わっていこうとし
ているのでしょう。日本全国、次々と作られたテーマパークの閉
鎖がニュースになって久しいですが、それでもなお、観光地では
新しい施設が造られ続けています。立派な人工物の立ち並ぶ景観
は、誰をも納得させる、リゾート地としての風格を備えます。で
も、最新式の人工物という物は、近い将来、最新式でなくなり流
行おくれになる、という定めを背負って生まれてきます。
「追いつき、追い越し、追い抜かれ。」
それよりも、宮古島は今のままで勝負しませんか?
新しく、便利で、安い物は、世に溢れています。なんとなく暮ら
していると、つい、そういうものに目を奪われてしまいます。
「これは地球に優しい、とても良いものだ。」と、分かっていて
も、ちょっと高いとやめちゃったり。確かに「しっかり者の主婦
の選択」としては、あながち間違った選択ではないとは思うんで
すけどね。
このお正月に本誌で、バイオ・リンを実践してらっしゃる、農家
の方の記事がありました。バイオ・リンの記事は何回も目にしま
した。ニュースでも多く取り上げられ、輝かしい賞をたくさん頂
いた事も知っています。でもその後の話を聞かなかったから、こ
ういう物が商品になるには、時間もかかるし、ハードルも高いん
だろうな、もしかしたら研究室から出られないままになっちゃう
のかな〜っと、勝手に思い込んでいたのです。ごめんなさい。
それがこんなに身近で、「よし、ちょっと骨折りしてやるか」と
言う農家の方の下で実践され、データーの集積が行われていたの
です。
『ちょっと見は普通の農家、実は、最先端の土作りを行う、スー
パー農家!』
なんてカッコいいんでしょう。宮古島はかく在りたい!と、ひと
り勝手に力が入ってしまったわけで・・・。
どんな素晴らしい研究も、商品として使ってくれる人がいないと
「素晴らしい研究」どまりで終わってしまいます。どうぞ、この
商品と研究者の卵たち、そして宮古島の土を育ててあげてください。
見た目に何も変わらないでいる。それは、何もしないでいる事で
は決してなく、常に資源を枯渇させない努力を続けていく事だと
思うのです。いろんな人が、いろんな場所で、少しずつ。
島の一年後、十年後のために、私もできる事からちょっとずつ続
けて行きたいと思います。
私の大好きな、何にもなくて、すべてがある島、宮古島のために。

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投稿者:無有
づみさんが来る時に、最高の宮古島を
見せてあげられると嬉しいんだけどなあ!
泳ぐ時にも、Tシャツをはおって泳ぐ方がいいからね。
天気がいいと、まだ焼きこんでないお肌が、
あっと言う間にやけど状態になります。
投稿者:無有
ちひろちゃん、そうなの。
大事なことって、すぐ見失なっちゃうのね。
わたしも、ちひろちゃんから、
「若かった頃のくすぐったい思い出」を思い出させてもらってる♪
ありがと。 (*^_^*)
投稿者:づみ
無有さんが大好きな島に行く日を楽しみにしています
のんびりゆっくりした時間を過ごしたいなって思っています