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2007/11/27

東松照明[Tokyo曼陀羅]  鑑賞道

東松照明[Tokyo曼陀羅]
Tokyo Mandala: The World of Shomei Tomatsu

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2007年10月27日(土)〜12月16日(日)
東京都写真美術館 2階展示室
一般:800円  学生:700円  中高生・65歳以上:600円

昨年の「愛知曼陀羅」以来、待望の東松照明さんの写真展。ちなみにこのチラシでフーテンに扮しているのがご本人。
本展は「長崎マンダラ」(2000年)、「沖縄マンダラ」(2001年)、「京まんだら」(2003年)、そして「愛知曼陀羅」に続く「曼陀羅シリーズ」の最後に位置するものとのこと。
前回は初期作品が中心だったが、今回は初期のものから近年のものまで幅広く、場所も東京に限らず恐山や北海道、沖縄まで含まれており、まさに集大成といった趣。
作品数は307点に及び、見応えも充分。

まず最初の「街頭テレビ」(1954年)から引き込まれる。
街頭テレビを見上げている人々を映し出したものだが、どんな番組を見ているかは分からないが、それぞれの人物の表情や仕種を見ていると当時の音や匂い、温度までが伝わってくるかのよう。
「水上小学校(3)」(1956年)での給食を食べる子供たちの表情も面白いし、「求職票」(1956年)での求職票を手にした女性の眼差しや「ダービー」(1957年)でレースを見守る人たちの表情からそれぞれのドラマを感じる。
正直、今までプロの写真家の作品を見ても心を動かされることはほとんどなかったが、なぜか東松氏の作品だけは見ているだけで様々な想像を喚起させられる。

この日は当日なら再入場可ということで午前中に1回、夕方に1回見て回ったのだけど、1回目では気づかなかったことも発見させられる。
例えば、前回はモノクロ作品のみだったが、今回はカラー作品も展示してあるのだけど、どちらかというと「プラスチックス」や「インターフェイス」と題されたシリーズものは人工的な感じがしてモノクロ作品とは随分違うという印象を受けた。
ところが改めて見てみると、決して東松氏のスタンスには違いがあるわけではなく、鋭い視線で現実を捉えた結果の作品なのだと分かる。
またまた東松氏の新たな一面を知ることができて(まさかあんな格好してセルフポートレイトを撮っていたとは!)、実に有益な写真展であった。

売店には「愛知曼陀羅」のカタログも置いてあった。興味を持たれた方は是非そちらも。


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