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2007/10/31

『鳳凰 わが愛』試写会  映画道

『鳳凰 わが愛』
鳳凰/CROSSING OVER

2007年日本・中国映画 121分
原案・監督:金琛(ジヌ・チェヌ)  脚本:申捷(シェン・ジェ)
プロデューサー:高秀蘭(シャーリー・カオ)、中井貴一、坂上直行
撮影:孟暁清(モン・シャオチン)  音楽:S.E.N.S.
出演:中井貴一(劉浪/リュウ・ラン)、苗圃[ミャオ・プゥ](周紅/チョウ・ホン)、郭濤[グォ・タォ](老良頭/リアン)、孫青青[スン・チンチン](鳳児/フォン)、余皚磊[イー・カイレイ](丁根/ディン)




1914年、恋人のフォンと映画を楽しんでいたリュウ・ランは、彼女に手を出してきたワンに怪我を負わせ、懲役15年の罪で投獄される。囚人番号"407"となったリュウ・ランはリアンらと同じ囚人房に入れられる。他の囚人から手荒い歓迎を受けたリュウ・ランは夜中に仕返しをする。一方、暴力夫を殺して死刑囚房に入れられていたチョウ・ホンは、妊娠2ヶ月であることが発覚して死刑を免れる。ある日、面会に来た母親からフォンがワンに辱められて自殺したことを知ったリュウ・ランは脱走を試みる。そこへ妊娠に絶望したホンが飛び降り、二人は運命的な出会いを果たす。ともに懲罰の作業をするうちに似たような境遇の二人は心を通わせて行く。リュウ・ランは占いの心得があるリアンに酉年のホンと巳年のリュウ・ランの相性を尋ねる。そして氷の彫刻大会で、リュウ・ランは鳥と蛇が一つになった鳳凰の彫刻を作り、ホンに見せようとする。1931年、雑音が混じる中、ラジオは日本軍が侵攻してきたという臨時ニュースを伝える。満州事変の勃発だった。刑務所も日本軍将校の配下となる中、リアンはリュウ・ランに本当は自分が日本人であると言えばいいと勧める。リュウ・ランは幼い頃、海で溺れたことがあり、実の母は命がけで助けてくれたのだった。やがて満州国が成立し、ディンという男が刑務所にやってくる。女囚に手出しをした彼は仲間に半殺しの目に遭い、更に睾丸を取るという刑に処せられる。それがきっかけとなり、女子房の移転が決定的となる中、ホンが誤って谷底に落ちる。リュウ・ランは危険を顧みずに助けに向かい、二人は谷底で一晩を過ごし、愛を確かめ合う。トラックに乗せられ、刑務所を出て行く女囚たち。最後まで抵抗したホンも「私、待ってるから!」と叫びながら連れ去られていく。女子房の掃除を命じられたリュウ・ランはホンのいた囚人房に鳳凰が描かれているのを見つける。1945年、終戦。ホンのいた刑務所が地震で全壊し、彼女は唯一の生存者として出所する。1948年、共産党と国民党が人民解放戦争を繰り広げる中、リュウ・ランは恩赦を受けて出所し、ホンの行方を探す。ホンも今では人民解放軍の駐屯地となっていた刑務所を訪れる。

中井貴一さんがプロデューサーも兼ねた日中合作映画。
監督が読んだ新聞記事が基になっているとのことだったけど、実際に当事者の2人に逢いに行って映画化の旨を伝えたら「いくらもらえるんですか」と金銭的な要求をしてきたので失望して、刑務所で出会ったという設定だけ残したそうな(笑)。

中井貴一さんは全篇中国語の台詞に挑戦したそうだけど、どう聞いても吹替のような…。
それぐらいうまかったということ?
それはともかく、リュウ・ランが実は日本人だという設定は必要あったんだろうか。
日本軍が侵攻してきたときにそのことを打ち明けるも日本語が喋れないために信じてもらえないというのはまだいいとしても、その後、終戦を迎えた際に売国奴が銃殺されていく中、リュウ・ランに関しては誰も何も言わない。うーむ。

役柄的には中井貴一さんにぴったり。
不器用ながらまっすぐで、実直を絵に描いたよう。
特に老けてからの演技はリアルなメイクもさることながら、枯れた味わいを醸し出していた。恋人を死に追いやったワンを訪れるが、すっかりいいおじいちゃんになって孫と遊んでいる彼の姿を見て復讐を断念するところも遣る瀬無い。
ヒロインのミャオ・プゥさんは中国の新しい時代を担う4大女優の一人だとか。
他の三人は誰やねん(笑)。

最後は当然のことながらこの二人が再会を果たす。音楽も盛り上げる盛り上げる。
ひしと抱き合って感動のラストを迎えると思いきやちょいと一捻り。それまでにもきちんと伏線が張ってあり、ありきたりな終わり方ではない点は評価したい。


★★1/2
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