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2007/9/30

『ミリキタニの猫』  映画道

『ミリキタニの猫』
THE CATS OF MIRIKITANI

2006年アメリカ映画 74分
監督・撮影・編集・製作・出演:リンダ・ハッテンドーフ  撮影・製作:マサ・ヨシカワ
編集:出口景子  音楽:ジョール・グッドマン
出演:ジミー・ツトム・ミリキタニ、カズコ・ナガイ(姉)、ジャニス・ミリキタニ(詩人)、ロジャー・シモムラ(画家)、ルイ・サンドバル(ドアマン)、マルガリータ・サンドバル(ルイの妻)、アリッサ・サンドバル(ルイの娘)、アーネスト・ナガイ




2001年1月。ニューヨーク・ソーホーの路上で生活しながら猫の絵を売る自称「グランド・マスター・アーティスト」の日系アメリカ人ジミー・ツトム・ミリキタニ。1920年、カリフォルニア州サクラメントで生まれた彼は、3歳のときに日本に渡って広島で育つが、戦争が始まると兵役を嫌ってアメリカに戻る。ところがアメリカの市民権を持ちながらツールレイク強制収容所に入れられ、3年半を過ごす。リンダは収容所の絵を描き続ける彼に興味を持ち、撮影を始める。8月6日の前日には炎に包まれる原爆ドームの絵を描き、9月11日には世界貿易センターを描く。リンダはテロをきっかけにジミーを自分の家に住まわせ、社会保障を受けさせるために奔走する。そんなある日、新聞でサンフランシスコに住む詩人ジャニス・ミリキタニの記事を見かけたリンダは、親戚かも知れないと彼女に手紙を送る。返事が届き、ジャニスがジミーの従兄テッドの娘であることが判明する。更には姉カズコが生きているという報せが舞い込む。2002年6月老人ホームで誕生日を祝ってもらったジミーは、ツールレイク収容所の見学ツアーに参加し、姉と50年ぶりの再会を果たす。

ミリキタニは漢字で書くと「三力谷」。
まぁとにかくこのドキュメンタリーはこのお爺さんのキャラクター勝ち。
誰が撮ってもある程度の作品にはなるだろうが、この監督も酔狂なことに彼を自分の家に住まわせてあれやこれやと世話を焼く。夜遅く帰って「女性が夜中に一人で出歩くなんて危険だ」なんてな小言を言われながらも食事は用意してやり、社会保障なんぞいらんというジミーに対して、市民権が失われていなかったことを調べあげ、老人ホームの手配までしてやる。
ここまではなかなかできそうもないが、何だかこの2人の関係とかやりとりが『ニキフォル 知られざる天才画家の肖像』そっくりなために今ひとつ新鮮味が感じられなかったのが残念。

言わば彼女がジミーを居候させるようになったのは偶然だが、カメラがちゃんと1月の時点で世界貿易センターを捉えていたというのもすごい偶然。
更に偶然は続き、ジャニスや姉との再会へと繋がっていく。
もう少し肉親との再会にも時間を割いて欲しかった。74分では少々物足りない。


★★1/2
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