芦川いづみさんデビュー65周年記念 DVD10タイトル発売!

2007/3/27

『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』  演劇道

ROCK MUSICAL
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』
HEDWIG AND THE ANGRY INCH

クリックすると元のサイズで表示します

【名古屋公演】
2007年3月27日(火)・28日(水)
Zepp Nagoya
全席指定:8,300円(1ドリンク付)

作:ジョン・キャメロン・ミッチェル  作詞・作曲:スティーヴン・トラスク
上演台本・演出:鈴木勝秀  翻訳:北丸雄二
出演:山本耕史(ヘドウィグ・ロビンソン/トミー・ノーシス)、中村中(イツァーク/ヘドウィグ・シュミット/ルーサー・ロビンソン軍曹/少年時代のトミー)
アングリーインチ:前嶋康明(キーボード)、中村康彦(ギター)、朝井泰生(ギター)、渡辺大(ベース)、加藤直史(ドラム)

とあるライヴハウス。売れないロックシンガーのヘドウィグは夫のイツァークをはじめとするバンド“アングリーインチ”を引き連れて全米各地を巡り、自らの半生を歌い上げていた。通りの向こうのライヴハウスでは、彼女の曲を盗んでビルボードNo.1のロックスターとなったトミー・ノーシスがライヴを行っていた。ヘドウィグは楽曲に乗せて自らの半生を歌い上げる。東ドイツに生まれたハンセルは、ロックシンガーになる夢を叶えるため、アメリカ兵ルーサーとの結婚を決意、性転換手術を受けるが、股間には「怒りの1インチ(アングリーインチ)」が残ってしまう。渡米後に離婚したヘドウィグはベビーシッター先で17歳の少年トミーに出逢い、愛情を注ぐ。

映画化もされたロックミュージカルの日本版。

設定が設定だけに、今回はZepp Nagoyaというライヴハウスで上演。
ドリンク付きの演劇なんて初めて(笑)。
しかもライヴハウスだから長時間座っていることを想定していないのか、座席は隣との間隔がやけに窮屈で椅子も硬い。1時間40分ほどの上演時間なのでそして苦にはならなかったが。

直前にチケットを取ったということもあって2階席だったが、これがなかなか面白い効果を生み出していた。
というのも、上から1階席も見渡せるので、それがあたかもヘドウィグのライヴを観に来た観客のように見え、客席も舞台の一部であるかのような錯覚に陥り、カーテンコールではこの人たちは『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の観客としてキャストに拍手を送っているのか、ヘドウィグ・アンド・アングリーインチのライヴを観に来た客としてヘドウィグたちに拍手を送っているのか、一瞬、判断がつかなくなってしまった。
なんせ、ヘドウィグの登場シーンからして客席総立ち(!)。
更にとある曲では本当のライヴのように客がヘドウィグの動きに合わせて腕をつきだしたりしている(ヘドウィグファンなのか、山本耕史ファンなのかはよく分からないが)。
そういった意味で、2階席でも俯瞰的に観ることができて充分に楽しめた。

ただ、内容的にはどうなんだろう。
2004年、2005年に上演された三上博史さん主演バージョンでは、歌詞も日本語にしたということだが、今回は英語の歌詞のまま。曲によってはスクリーンに歌詞の一部が映されることもあったが、それも英語。
この作品においては歌詞の内容が結構重要な意味を持つので、これでは肝心なことが伝わらなくなってしまう。一応、入場時に訳詞の書かれた紙を渡されたが、上演中に見ることなんてできないし。
私は映画版のサントラも持っているので内容は大体分かっていたけど、初見の人にどれだけ伝わったかちょっと疑問。

それより何より今回の見所は中村中(あたる)さん。
シンガーソングライターとして活躍する彼、というのか彼女もまた性同一性障害を抱える一人。今回はヘドウィグの夫でドラッグクイーンのイツォーク役を演じたのだけど、歌だけでなく台詞回しもうまく、何人もの登場人物の演じわけも見事。
銀平(笑)よりも彼、というのか彼女にばかり視線が行ってしまった。
彼、というのか彼女だけでも観に行った甲斐があった。


0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ