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2006/4/29

『ビフォア・サンライズ』  映画道

『ビフォア・サンライズ』
BEFORE SUNRISE

2004年アメリカ映画 81分
原案・脚本・監督・製作:リチャード・リンクレイター  
脚本:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー  原案:キム・クリザン
出演:イーサン・ホーク(ジェシー・ウォーレス)、ジュリー・デルピー(セリーヌ)、ヴァーノン・ドブチェフ(本屋店主)、ルイーズ・レモワン・トレス(記者)、ロドルフ・ポリー(記者)、ディアボロ(フィリップ)





フランス人のセリーヌとウィーンで一夜を過ごしてから9年後、作家となったジェシーはパリの書店で行なわれたキャンペーンの席でセリーヌと再会する。ジェシーがニューヨークに帰る飛行機に乗るまでの時間、二人はパリの街を歩きながら話を続ける。


『恋人までの距離(ディスタンス)』の続篇。
センスのない邦題をつけちゃうものだから、原題のBEFORE SUNRISEBEFORE SUNSETの対比がまったく生きてこない(DVD化に伴い、前作は『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』と改題されたらしい)。

今作は前作よりもより二人の会話が中心となる。
81分と短い時間ながら、リアルタイムで進行する分、臨場感があってその会話に引き込まれていく。パリの街を歩き回る二人を捉えるカメラワークも見事。
主演2人の演技は今作でも一際素晴らしく、ジェシーがインタビューに答えている途中にセリーヌの存在に気付くあたりは9年の歳月を感じさせ、再会の喜びを分かち合うシーンは思わずジーンとしてしまった。
ちなみにあの「シェイクスピア・アンド・カンパニー」という書店はジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』を出版したことでも知られる有名な店。パリに行ったら訪れたい。

9年経ち、一番感じるのは男女の違い。
前作の最後で交わした半年後に同じ場所で会おうという約束。
セリーヌは祖母の葬儀が重なってしまい、行くことができなかったのに対し、ジェシーは律儀に約束を守って海を渡ってやってきていた。
今では小学校の教師をしている妻との間に男の子もできたジェシーだが、彼の中にずっとあるのはもしあの時、約束通りに再会していたら自分の人生はどうなっていたかという思い。
その思いが彼に本を書かせたとも言える。

一方、セリーヌはあの一夜の最後にセックスをしたことすら忘れている(爆)。
後で忘れたフリをしただけなんて言っていたけど怪しいぞぉ(笑)。
もちろん今でもジェシーに対する好意はあるのだろうけど、彼ほど引きずっていなかったのは明らか。
それどころか9年前よりもたくましくなっていて活動家もしている。
実に対照的で面白い。

それにしてもこの作品、最初から続篇を作ることは想定されていたのだろうか?
9年経っても主演の2人がちゃんと活躍してるからえらいもんだよねぇ(笑)。
9年前と違い、今ではメールも携帯電話もあるわけだけど、今度はちゃんとお互いの連絡先を交換したんだろうか。
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