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2007/1/31

「ルソーが見た夢、ルソーに見る夢」  鑑賞道

ルソーの見た夢、ルソーに見る夢
ルソー、素朴派と日本
Rousseau Envisaged: Henri Rousseau and Japanese Artists

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アンリ・ルソー 
《エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望》 1896-98年 ポーラ美術館蔵


2006年12月20日(水)〜2007年2月12日(月)
愛知県美術館
一般当日:1,000円  前売:800円

ルソーと言ってもエミールなジャン=ジャックではなく、画家のアンリ・ルソー(1844-1910)。彼をはじめとして《素朴派》と呼ばれた画家たち、そしてルソーに影響を受けた日本人芸術家たちの作品を展示。

4部構成になっていて、まず《第1章:ルソーの見た夢》では本人の作品を展示。
個人的にルソーは好きな画家で、その独特な味わいのあるタッチを見ればすぐにルソーの作品だと分かる。
それまでパリの入市税関で働き、40歳になってから絵を描き始めたというルソーは、当初は嘲笑の対象となったようだが、自分のスタイルを崩すことはなく、やがてピカソや詩人のアポリネールらが理解を示すようになる。
芸術家というのは得てして最初はこういう扱いを受けるよな。逆に言えば、それだけ見る目のない芸術家が横行しているということだな。

第1章はルソーがメインの割には作品数も少なく、少々物足りなかった。むしろ、続く《第2章:素朴派たちの夢》で展示されていたアンドレ・ボーシャンの楽園的風景やセラフィーヌ・ルイの「枝」などの方が印象に残った。特にボーシャンは庭師をしていただけあって、特に花の描き方が見事。その代わり、人物はあまりうまくなかったけど(笑)。

そして《第3章:ルソーに見る夢 日本近代美術家たちとルソー》では、ルソーに影響を受けた藤田嗣治や岡鹿之助、松本竣介といった洋画家に留まらず、土田麦せんら日本画家、植田正治ら写真家の作品も網羅。
正直、ルソーがそんなに早い段階で日本に紹介されていたとは意外だった。しかも日本画や写真にまで影響を与えていたとは。

一番よかったのが、《第4章:現代のルソー像》。
横尾忠則のルソーシリーズでは、有名な「ジプシーの見る夢」の女性がライオンに食べられた絵になっていたり、「フットボールをする人々」では、ボールを持っていた人物が、自分の首をパスしている絵に変わったりしている。さすがは横尾さん。
同じく「フットボールをする人々」を立体キットにした青木世一の作品や、画面を虹色に染め上げる靉嘔(あいおう)の作品も面白かった。


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