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2007/1/30

『マリー・アントワネット』  映画道

『マリー・アントワネット』
MARIE ANTOINETTE

2006年アメリカ・フランス・日本映画 123分
脚本・監督・製作:ソフィア・コッポラ  製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ
出演:キアステン・ダンスト(マリー・アントワネット)、ジェイソン・シュワルツマン(ルイ・オーギュスト/ルイ16世)、リップ・トーン(ルイ15世)、ジュディ・デイヴィス(世話係ノアイユ伯爵夫人)、アーシア・アルジェント(デュ・バリー夫人)、マリアンヌ・フェイスフル(マリア・テレジア女帝)、ローズ・バーン(ポリニャック公爵夫人)、シャーリー・ヘンダーソン(ソフィー内親王)、モリー・シャノン(ヴィクトワール内親王)、ダニー・ヒューストン(兄・ヨーゼフ2世)、スティーヴ・クーガン(大使メルシー伯爵)、ジェイミー・ドーナン(フェルゼン伯爵)、クレメンティーヌ・ポワダッツ(プロヴァンス伯爵夫人)、オーロール・クレマン(シャール公爵夫人)、メアリー・ナイ(ランバル公妃)、アル・ウィーヴァー(ルイ16世の弟アルトワ伯爵)、ギョーム・ガリアンヌ(外務大臣ヴェルジェンヌ)、ジェームズ・ランス(美容師レオナール)




1769年、14歳のオーストリア皇女マリア・アントーニアは、母マリア・テレジアの命によりフランスの国王ルイ15世の孫ルイ・オーギュスト王太子と政略結婚をすることに。フランスとの国境で衣服や愛犬を取り上げられたアントーニアだったが、ヴェルサイユ宮殿で盛大な結婚式が執り行われ、マリー・アントワネットとなる。奇妙なしきたり、陰口を囁く二人の内親王、愛人デュ・バリー夫人といちゃつくルイ15世、そして狩猟と錠前作りに夢中の一つ年上の夫。母からも世継を作るように言われるマリーだったが、夫は指一本触れようとしなかった。周囲からの中傷に耐えかねたマリーは、次第に靴やドレスなどの浪費に快楽を見出し、仮面舞踏会で出会ったスウェーデンのフェルゼン伯爵に胸をときめかせる。そんな中、ルイ15世が崩御。夫が即位しルイ16世になったのに伴い、マリーも18歳にして王妃となる。1778年、兄・ヨーゼフ2世のとりなしによってようやく結ばれた二人に長女マリー・テレーズが誕生。夫から別荘のプチ・トリアノン宮殿を与えられたマリーは自然に囲まれた生活を楽しみ、アメリカ独立戦争で戦った兵士を招いた晩餐会で再会したフェルゼン伯爵とも逢瀬を重ねる。そんな折、母マリア・テレジアが死去。帰国はかなわず、兄に手紙を送ることしかできなかった。1781年、待望の長男が誕生し、1785年には次男が誕生するも夭折(※史実では長男が夭折)。そして1789年、フランス王政に不満を抱いた民衆がバステューユ牢獄を襲撃。マリーとルイ16世は側近たちを避難させ、自らはヴェルサイユ宮殿に留まる。

歴史物というよりは完全にティーンエイジャーの青春映画のノリ。
朝、ベッドで寝ているところを起こされる冒頭のシーンに始まり、仮面舞踏会や誕生日パーティ、色とりどりのドレスや靴、シャンペンにケーキ。合間にかかる音楽も当然のことながら極めて現代的で、フランス人が英語を喋っていてもまったく気にならない(笑)。
周囲の世継を望む声にプレッシャーを感じ、性的不全の夫(映画では説明はなかったが、包茎手術をした結果、子供が出来たんだそうな。笑)のせいなのに自分が「不感症」と中傷を受ける。まさに「女性は子供を産む機械」(爆)と見なされていたような時代。その結果、豪奢な生活へとのめりこむわけだけど、この辺り、某国の皇太子妃が一番共感できるところかも(笑)。
マリー・アントワネットを一人の純粋な女の子(なんせ結婚したのが14歳)として描いていて、オペラで感動すれば素直に立ち上がって拍手をするし、中傷を受ければ涙を流す。「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と発言したと風聞を流されても、「そんなこと言うわけないじゃない」とあっけらかんとしたもの。
最後にヴェルサイユ宮殿を去るときも卒業する学校を去るときの女子高生のよう。その後の逃亡生活、ギロチンによる処刑まで描かなかったところにもソフィア・コッポラ監督の意図が見え隠れする。
何よりの収穫はキアステン・ダンストさんが可愛く見えたことかも(こらー)。


★★★1/2
2



2012/5/5  20:59

投稿者:法水

コメント、ありがとうございます。
『悲しみの王妃』はツヴァイクの伝記を子供向けにリライトしたもののようですね。この映画はそれほど史実に忠実というわけではありませんでしたが…。

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