芦川いづみさんデビュー65周年記念 DVD10タイトル発売!

2007/1/25

「Bear's Wood Main Line」(7)  筒井道

気を取り直して、最終回の巻。




<p.72>
 l. 1-5 Nanjoray Kumanocky!  「なんじょれ熊の木」
     Kanjoray Eenocky!    「かんじょれ猪の木」
     Buckay Buttaraka,       「ブッケ ブッタラカ」
     Yackay Yattaraka,       「ヤッケ ヤッタラカ」
     Bockay Bo-bo-bo-bo-bo!  「ボッケ ボッボッボッボッボッボッ」
     ◆これが「熊の木節」の本当の歌詞です。今度は何事も起きませんように。
 l. 7 plaudits 拍手、喝采
 l.10 cast their heads down 顔を伏せる
 l.11 uneasy 落ち着かない
 l.12 pale(r) 青白い、蒼ざめた
    liquor cup(s) 盃(さかずき)
 l.14 awkwardly ばつが悪そうに
 l.15 flop(ped) down ドサッと座る
 l.16 ruin(ed) 台無しにする
 l.18 trepidation おののき、おびえ
 l.24 in that case そうならば
 l.30 the real words 本当の歌詞
    ◆まさかでたらめに歌ったのが本当の歌詞だったとは思わなかったわけで…。
    前略、父上様。僕はどうしたらいいんでしょう(笑)。
 l.31 intend(ing) (〜する)つもりである
 l.32 aghast ひどく驚いて、仰天して →「きょとんとした」
 l.34 gasp(s) あえぎ
    moan(s) うめき

<p.73>
 l. 1 cross-examine 詰問する
 l. 4 taboo 禁忌 →「忌み歌」
    ◆加トちゃんの「ちょっとだけよ」のときにかかるのが「タブー」(無駄知識)。
    forbid(den) 禁じる
    pass(ed) down 代々伝える
 l. 6-7 something terrible なにか恐ろしいこと
    ◆「恐るべき子供」はアンファン・テリブル。これはフランス語か。
 l. 8 incredulity 容易に信じないこと
 l. 8-9 You mean this whole country we're living in?
     私たちの住むこの国全体ということですか?
     →「あのう、この国と言いますと、つまりその、日本」
 l.11 superstitious 迷信深い
 l.11-12 They'd all ganged up to make a fool of me.
      みんな寄ってたかっておれをからかっているのだ。
 l.13 it didn't seem a joke at all. まったくの冗談ではなさそうだった。
    →「だが、どうやら寄ってたかっておれをからかっているのではなさそうだった」
    ◆原文を2つに分け、間に「おれはまた一座を見まわした」にあたる文を挿入しています。
    genuinely 本当に、心から
 l.14 crestfallen 元気のない、しょんぼりした
 l.15 shudder 身震い
 l.17 for my age 年の割には
 l.19 sternly 厳しく
 l.21 take special care 特に用心する
 l.22 every now and then 時折 →「ちょいちょい」
 l.24 awful disaster 恐ろしい災害
 l.25 misfortune 不運
    afflict(s) 苦しめる
 l.26 punishment 罰 →「祟り」
    ◆なるほど。キリスト教圏ではpunishmentとなるわけですね。
 l.27 go(ne) to ruin 滅びる
 l.30 involuntary 思わず知らずの
    anguish 苦悶
    issue(d) 放出する
 l.33 horrible 冷淡な
 l.34 bury my head in my hands 両手で頭をかかえる
 l.36 responsible 責任がある

<p.74>
 l. 3 by mistake 誤って
 l. 4 we are partly to blame as well 我々にも責任がある 
 l. 5 remorse 自責の念
 l. 7 echo(ed) 繰り返す
 l. 8 sorrowful 悲しそうな
 l.10 by accident 偶然に
 l.11 miraculously 奇跡的に→「この世のものとも思えぬ」
 l.13 fate 命運
 l.14 on top of that その上
    get a bit carried away 少し調子に乗り過ぎる
 l.16 foreboding 虫の知らせ、予感
    wager 賭ける
 l.21 purge 清める →「御祓(おはらい)」
    ◆「レッド・パージ」とはつまり「赤い御祓」(笑)。
 l.22 as one 一斉に
 l.27 console 慰める
 l.28 torment(ing) yourself 苦しむ
 l.31 concern yourself 気にかける

<p.75>
 l. 1 with a heavy heart 打ち沈んで、しょんぼりして →「しおしおと」
 l. 8 kindly どうぞ(…して下さい)
 l.15 catastrophe 大災害 →「天変地異」
    befall 降りかかる
    our nation 私たちの国 →「日本」
    ◆読み手に恐怖を味わわせるためにあえてour nationとしているのでしょうね。
    「熊の木」などの地名や「お月ちゃん」などの人名も置き換えることによって、
    極力、これは日本の話ではないとしているようです。
    イギリスの片田舎を想像しながら読み直すとまた違った味わいがあるかも。
    so far これまでは
 l.15-16 to the best of my knowledge 知る限りでは
 l.21 at the very moment ちょうど今
 

てなわけで無事、終了しました。
皆さん、くれぐれも本当の歌詞の「熊の木節」を歌わないように(笑)。
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2007/1/27  2:13

投稿者:法水

ほんとよかったです(笑)。

>前略、父上様
拝啓、父上様と書くつもりが間違えてしまいました(笑)。
『前略おふくろ様』がショーケンのドラマで、今やっているのが『拝啓、父上様』ですね。

>祟りとpunishment
祟りにはいかにも日本的な響きがありますよね。
punishmentは『罪と罰』がまさにそうですが、キリスト教の思想が根底に感じられます。

>日本に留まると怖さが半減してしまいますからね。
そうなんですよね。日本に大変なことが起きようがこの英訳本を読む大半の人にとってはどうでもいいことですから(笑)。

2007/1/27  1:44

投稿者:ミミズク

南無阿弥陀仏、オーマイ・グッドネス!何でもいいですわ、無事に終了してよかったですね(笑)。

> 前略、父上様・・・
これって萩原健一の出演してたテレビだったでしょうか?

>加トちゃんの「ちょっとだけよ」
はははは!「忌み歌」がすっかりシリアスでなくなってしまいました!tabooって言うのも色んな意味に取れるもんですね。

>punishment 罰 →「祟り」
祟りというと「犬神家の一族」を連想し、punishmentというとドフトエスキーの「罪と罰」を思い浮かべてしまうんですが、どちらも厳かな感じがしますね(笑)。

>our nation 私たちの国 →「日本」
まったく上手く翻訳したと思います。日本に留まると怖さが激減してしまいますからね。

筒井氏の作品の中でもこの短編は私のお気に入りの一つです!

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