芦川いづみさんデビュー65周年記念 DVD10タイトル発売!

2019/1/12

『白い粉の恐怖』  映画道

『白い粉の恐怖』

クリックすると元のサイズで表示します

1960年日本映画 87分
監督:村山新治
原作:栗山信也  脚色:舟橋和郎  企画:吉野誠一
撮影:星島一郎  音楽:林光  美術:中村修一郎
編集:田中修  録音:加藤一郎  照明:銀屋謙蔵

出演:三國連太郎(須川弘)、中原ひとみ(ユリ子)、岩崎加根子(弘の妻・須川滋子)、春丘典子(滋子の妹・明子)、今井俊二(桜井)、大村文武(パチンコ店マスター・田口)、曽根晴美(川井組・井本)、山茶花究(情報提供者・金山)、須藤健(村井)、増田順司(夏木)、浜田寅彦(杉山)、永田靖(太陽商事社長・佐伯)、河野秋武(矢野)、菅原通済[特別出演](所長)、大木史朗(吉原)、多魔井敏(藤本)、清村耕次(大場)、菅沼正(堀田)、潮健児(川井組・宮川)、浦野みどり(光子)、山本桂子(紅子)、谷本小夜子(運び屋の女)、木下通子(女中)、山本緑(看護婦)、中村勝利(火葬場の職員)、片山滉(監察院の技官)、三田耕作(おでん屋の親爺)、相馬剛三(刑事)、松村達雄(製薬会社課長)、北峰有二(同事務員)、田中恵美子(同女事務員)、植松鉄男(酒屋の小僧)、美原亮(野次馬の男)、三重街竜(裏通りの中毒者1)、近衛秀子(同2)、田崎重子(同3)、稲益美弥子(田口の情婦)


盛り場の暗がり、厚生省麻薬取締官たちが一台のトラックにすし詰めになって、情報を待っていた。川井組の麻薬密売人井本と宮川を押さえるためだ。取締官の須川は、情報提供者の朝鮮人金山を囮に使い、その報告を待って密売現場を襲った。宮川とパンパンの中毒女ユリ子を捕らえたが、井本はすでに消えていた。ユリ子は妊娠を理由に釈放を求めた。ユリ子に捜査への協力を約して釈放した。翌日、金山は井本の暴力を浴びて新宿を追われた。金山は最後の情報として、つるやという飲み屋にバイ人の出入があると須川に告げた。須川は、ユリ子の客を装いつるやに行った。が、井本は須川の正体を見破った。ために、ユリ子も井本に狙われるようになった。須川は彼女を千葉の総武病院に入れ、麻薬から救おうとした。ユリ子の禁断症状は癒えた。ユリ子はまた須川のため囮の仕事を始めた。彼女は須川を慕うようになっていた。ヒカリパチンコ店のマスター田口が大口の密売をしているのを知り、田口をさぐった。だが、彼女は孤独感に襲われ、再び麻薬の魅力に負けてしまった。須川は、田口と太陽商事社長佐伯とのつながりを突きとめた。大和製薬会社の秘書課員に偽装し、ユリ子の手引きで、田口と麻薬取引を交渉、さらに佐伯へとわたりをつけた。会社がピンチなので闇資金調達のためといつわり、佐伯と田口を納得させたのだ。「かぶと」という料亭で取引きが行われることになった。須川は、ユリ子がまた薬を打っているのに気づいた。手引した彼女の身の危険を感じ、須川は彼女を自分の家に保護した。「かぶと」で佐伯に手錠をかけた。佐伯邸の、内部は麻薬密造工場になっていた。そこに、金山がいた。囮として協力したことのある金山だが、現行犯として逮捕せざるをえなかった。田口だけが逃亡した。その頃、ユリ子が須川の家をとび出していた。彼女は死んだ。多量のへロイン注入によるショックであった。他殺と思われた。翌日、彼女の死体は火葬された。骨は拾いようもなくボロボロだった。麻薬の毒は骨の髄まで犯していたのである。【「KINENOTE」より】

シネマヴェーラ渋谷の《ニッポン・ノワールU》にて上映。

タイトル通り、白い粉、すなわち麻薬の恐怖を描いた作品。
とりわけ火葬場でのラストシーン、ボロボロになったユリ子のお骨を骨壺に入れる須川夫妻の愕然とした表情が忘れがたい。
そこに至るまでも、須川たちが製薬会社の秘書課社員に扮して麻薬売買に手を染める田口を陥れていくまでの駆け引きがしっかり描かれる一方、須川がユリ子を突然家に連れ帰るあたり、ユーモラスなシーンもあって楽しめた(ライスカレーを食べているときに汲み取りの話をするとか)。

三國連太郎さんはユリ子に「スーさん」と呼ばせるのだけど、『釣りバカ日誌』以前に「スーさん」を演じていたとは!
中原ひとみさんの若い頃の出演作はほとんど初めて観たような気がするけど、お綺麗だし、麻薬を断つことができない女性の苦悩を好演。
山茶花究さんの演技も印象に残る。

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ