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2019/1/4

『斬、』  映画道

『斬、 ざん』

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2018年日本映画 80分
監督・脚本・撮影・編集・製作:塚本晋也
助監督・撮影:林啓史  美術:遠藤剛  音楽:石川忠  サウンド:北田雅也
衣裳:宮本まさ江  殺陣:辻井啓伺  時代考証:大石学
出演:池松壮亮(都筑杢之進)、蒼井優(ゆう)、塚本晋也(澤村次郎左衛門)、中村達也(源田瀬左衛門)、前田隆成(ゆうの弟・市助)、大槻修治(ゆうの父)、クノ真季子(ゆうの母)


江戸末期。貧窮して藩から離れ、浪人となる者も多く、都築杢之進(池松壮亮)もまたそんな一人だった。藩から離れた杢之進は江戸近郊の農村で農家の手伝いながら、隣りの農家の息子・市助(前田隆成)に木刀で剣の稽古をつけ、自分の腕も鈍らないよう汗を流す日々を送っている。市助の姉・ゆう(蒼井優)は、剣の稽古に明け暮れる二人を冷めた目で見つつ、杢之進と互いへの思いを募らせていた。開国の是非に大揺れの時世であり、ゆうは杢之進がきな臭くなってきた中央に出て参戦する時が近づいていることを案じる。ある日、三人は神社の境内で果し合いを目にし、一見やわらかな物腰の浪人・澤村次郎左衛門(塚本晋也)の腕に触発された杢之進と市助は一層剣の稽古に励んだ。そんな二人の稽古を見た澤村は、杢之進の腕に尋常でないものを見てとり、二人に澤村の組織として京都の動乱に参戦しないかと誘いをかける。ゆうの思いを顧みず、二人は澤村の誘いに乗ることに。刀というものの冷厳さを感じつつ、その威力の真の意味を考える杢之進。農民でありながら戦に参加できると血をたぎらせていく市助。市助を心配し近づく杢之進との別れに切なさを募らせる一方で、強者への憧憬を抱き始めるゆう。そんな中、市助が村に流れ着いた源田瀬左衛門(中村達也)を頭とした無頼の浪人集団と衝突し、事態は思わぬほうに傾いていく。

塚本晋也監督、初の時代劇。

前作『野火』と同じく、限られた予算で監督が自分のやりたいことをやっていることが伝わってくる。
ロケ地はほとんど山と田畑。江戸に行くと言いつつ、当日になって杢之進が高熱で倒れ、鬱憤の溜まった市助が源田たちにボコボコにされて日延べする展開も予算節約のためとしか思えない(笑)。

上映時間も80分と短く、規模の小さな作品ではあるが、志は大きい。
報復が更なる報復を招く負の連鎖。
そこには何も残らないという虚しさは現代社会にも当てはまる。
まぁそれは人間の本能とでも言うべきものなのかも知れないな…。

主演の池松壮亮さん、蒼井優さんをはじめキャストも申し分なし。
塚本晋也さんは朝ドラにも出ていたけど、役者としてもいい味出してるのよね。
しかし『鉄人28号』で共演した2人が今や日本を代表する俳優となり、こうやって再共演するとは時の流れを感じますなぁ。


 

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