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2015/4/19

『がむしゃら』  映画道

『がむしゃら』

2014年日本映画 102分
監督・撮影・編集:高原秀和
撮影:森川圭、中沢匡樹
音楽:野島健太郎
出演:安川祐香/安川結花/安川惡斗、高橋奈苗、脇澤美穂、夏樹☆たいよう、世IV虎、岩谷麻優、紫雷イオ、木村響子、ロッシー小川(スターダム取締役)、風香(GM)、大山峻護(総合格闘技)、真綾(キッズレスラー)、水戸川剛(ミッドブレス支配人)、彩羽匠、宝城カイリ、 愛川ゆず季


   


「こいつ、プロレスやって大丈夫か?」「今まであんな人いなかった」「焦ってる」「根性だけはある」「二重人格」「キライです」――安川惡斗(あくと)に寄せられる仲間たちからの言葉。カメラは、“悪の女優魂”のキャッチフレーズでリングに上がる彼女の秘められた素顔に迫っていく。自身の言葉で赤裸々に語られていく中学時代のいじめ、レイプ、自殺未遂。人生を諦めかけていた時、1人の医師からの言葉が彼女を救い、東京で出会った演劇、そして女子プロレスが彼女を再生へと導く。そして、悪役(ヒール)レスラーとして活躍を始め、ようやく自分の居場所を見つけた彼女だったが、相次ぐケガにみまわれ、思いもよらぬ病にも襲われる―。【公式サイトより】

女子プロレスラー安川惡斗さんに密着したドキュメンタリー。

安川惡斗さんと言えば、2月22日に行われた世W子選手との試合でボコボコにされ、顔面崩壊と報道された方。その時に初めてお名前を知ったクチで、この作品のことも取り立てて関心はなかったのだけど、なかなか評判がいいようなので鑑賞。

安川惡斗さんは本名が安川祐香で、女優としての芸名が安川結花(金子修介監督が命名)、そしてリングネームが安川惡斗なのだけど、最後のクレジットではこの3つの名前が並んで表示される。恐らく彼女にとっては素の自分も女優の自分も悪役レスラーの自分もすべて本当の自分なのだろう。

作品は安川さんの故郷・青森県三沢市を訪れるところから始まる。
航空自衛隊の飛行機の音がひっきりなしに聞こえる中、実家へと向かう安川さん。少女時代は時代劇が好きで、本気で侍になりたいと思って剣道を始めたとか。その後、友達から侍なんていないと言われて辞めてしまうのだが、この侍になりたいという思いが後々に違う形で結実することになる。
家に向かう途中、とある公園に立ち寄るのだが、そこのトイレは中学2年生の時にレイプされた現場。いじめや自傷行為、その果てには洗剤を飲んでの自殺未遂……。普段の安川さんは非常にチャーミングでよく笑う方。こうした壮絶な過去を話している間も時折、笑顔を浮かべるのだが、それが危うく感じることもある。

高校に入り、カウンセラーとの出会いが彼女を変える。自分よりも辛い境遇の家庭に育っている子もいるし、アフリカなんかでは食べ物にも困っている人がいるのだから云々という話をする安川さんにカウンセラーは「それで、あなたは今、辛くないの?」と聞いたとか。そう言われて泣き出し、初めて自分が辛いということを言えたという安川さん。
更には演劇と出会い、高校3年生の時に父親の転勤について東京の学校に転校。演劇でなら侍になれることに気づき、日本映画学校俳優科に入学。卒業後はニナガワスタジオにもいたことがあるとか。
プロレスがテーマの舞台で共演した愛川ゆず季さんと出会い、続いての舞台もプロレスラー役だったことがきっかけでプロレスの道へ。愛川さんと同じ団体スターダムに所属したものの、最初は腕立て伏せが1回もできない有様だったとか。それでもトレーニングを積み重ね、同団体初のヒール(悪役)に。
デビュー後も白内障やら頸椎椎間板ヘルニアやらバセドウ病やら、病気や怪我に悩まされる日々。一体、神様はいくつの試練を彼女に与えたら気が済むのかという感じだが、それでも彼女は今まで生きていてよかったと言う。「過去は過去、今は今、未来は知らん!」と言ってのける彼女の今後にこれからも注目していきたい。以上!(←安川さんの決め台詞)

監督は安川さんが日本映画学校時代からの付き合い。講師を務めた高原監督の作品に出演し、その後、監督が旗揚げした劇団にも参加している。
そうした長年の付き合いがあればこそのドキュメンタリー作品とも言える。
プロレスシーンの編集も秀逸。


★★★1/2

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