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2014/12/12

燐光群『8分間』  演劇道

燐光群
『8分間』


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【名古屋公演】
2014年12月12日(金)・13日(土)
愛知県芸術劇場小ホール
一般前売:3,300円 ペア前売:6,000円 当日:3,600円 

作・演出:坂手洋二
照明:竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)  音響:島猛(ステージオフィス)
美術:じょん万次郎  衣裳:大野典子  音楽:太田惠資  振付:矢内原美邦
舞台監督:多和田仁、三津久  テクニカルアドバイザー:森下紀彦
演出助手:城田美樹  文芸助手:清水弥生、久保志乃ぶ  美術助手:福田陽子
衣裳補佐:ぴんくぱんだー・卯月  イラスト:三田晴代

出演:
杉山英之(彼)
大島葉子(彼女・アパレル関係)
岡本舞(黒眼鏡の女)
荻野貴継(劇団員ヤン)
松岡洋子(同シノミヤ)
円城寺あや(女・作家タチバナサヨコ)
大西孝洋(男) 
長谷川千紗(若い女)
さとうこうじ(課長・痴漢の容疑)
猪熊恒和(店長)
田中結佳(ヒトミ・痴漢被害)
鴨川てんし(紳士・乗客)
東谷英人(白いジャンパーの男)
川中健次郎(乗務員)
根兵さやか(少女)
秋定史枝(店長の妻サユリ)
樋尾麻衣子(その友人チサト)
武山尚史(駅員)
川崎理沙(カワサキ・通行人)
桐畑理佳(通行人)
齋藤宏晃(通行人)

昼間。駅のプラットフォーム。
階段を駆けてきたが目の前で車輌の扉が閉まる。
間一髪、間に合わなかった。
8分間。これから8分間。
次の鈍行を待つ。
この時間帯、鈍行の間隔は、いつも8分間。
8分間を待つ。
ふだんと変わらぬ暮らしの中の一コマのはずだった。【公式サイトより】


昨年7月、JR南浦和駅で発生した事故から着想を得た燐光群最新作。

舞台はリアルなホームのセット。
女性が車両と線路の間に挟まり、それを助けようと周りの人が協力する。
その途中、「彼」が線路に飛び込み自殺しようとする男を助けようと駆け出した途端、時間は8分前に逆戻り。また同じように女性が挟まり、周りが助け…と出来事が繰り返される。
それを繰り返すうち、「彼」は女性をうまく助け、なおかつ自殺も食い止めようとするが…。

やがて物語は2011年3月11日の出来事だと明らかになる。
自殺をしようとしていたのは「彼」自身だった。
あの日、地震で電車が止まった瞬間、ひょっとしたら自殺をしようとしかけていた人もいたかも知れない(飛び込み自殺に限らず)。それがあのような大きな災害が発生し、それどころではなくなってしまったという人もいたかも知れないし、逆にもっとショックを受けてPTSDにかかってしまった人もいたかも知れない。
たった8分間の出来事でも、それが人の生死を左右しうる。
一本先の電車に乗っていたら事故に遭わなかったのに。あるいは逆に乗り遅れていたから事故に遭わずに助かった。まさに運命のいたずらとしか呼べないような、ちょっとしたボタンの掛け違いが人生には往々にして起こりえる。
いささか仏教じみてくるが、自分はこの世に生かされているのだなあという思いを強くした。

今回は群像劇ということで、キャストのアンサンブルが小気味いい。
実際の事故現場だったら、ここまで理路整然と動けはしないだろうけど、そこはまあ演劇の嘘ということで。ホームの向こう側の線路からこちらを見ている絵が何だか微笑ましかった。

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