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2014/6/23

『チョコレートドーナツ』  映画道

『チョコレートドーナツ』
any day now

2012年アメリカ映画 97分
脚本・監督・製作:トラヴィス・ファイン
製作:クリスティーン・ホスステッター・ファイン他
脚本・製作補:ジョージ・アーサー・ブルーム
撮影:レイチェル・モリソン  編集:トム・クロス
美術:エリザベス・ガーナー  衣裳:サマンサ・クースター
音楽:ジョーイ・ニューマン  音楽監修:PJ・ブルーム
出演:アラン・カミング(ルディ・ドナテロ)、ギャレット・ディラハント(ポール・フラガー)、アイザック・レイヴァ(マルコ・ディレオン)、フランシス・フィッシャー(マイヤーソン判事)、グレッグ・ヘンリー(検事ランバート)、ジェイミー・アン・オールマン(マルコの母マリアンナ・ディレオン)、クリス・マルキー(ポールの上司・州検察官ウィルソン)、ドン・フランクリン(弁護士ロニー・ワシントン)、ケリー・ウィリアムズ(フレミング先生)、アラン・レイチンズ(レズニック判事)、ミンディ・スターリング(家庭局ミス・ミルズ)、ダグ・スピアマン(ルディの仲間ジョニー・ボーイ)、ランディ・ロバーツ(同PJ)、ミラクル・ローリー(ルディの同僚モニカ)、マイケル・ヌーリー(マイルズ・デュブロー)、ジェフリー・ピアース(プリット警察官)、クライド・クサツ(ナカハラ医師)


   


1979年、カリフォルニア。ある夜、ポールはシンガーを夢見ながらもダンサーとして働いているルディと出会う。ふたりはすぐに惹かれあい、たちまち恋に落ちた。ルディが暮らすアパートの隣には、ダウン症の子供マルコが住んでいた。ある夜、大音量で音楽をかけっぱなしのままマルコをひとり残し、薬物依存症の母親は男といなくなってしまう。翌朝、ルディが騒音を注意しに乗り込んだ部屋には、ただ小さくうずくまり母親の帰宅を待つマルコがいた。ルディはポールに助言をもらおうと、ポールが働く検事局に向かう。しかし、ポールからは、「家庭局に連絡してマルコを施設に預けろ」と言い捨てられる。失望したルディがアパートに戻ると、マルコの母親は薬物所持で逮捕されていた。そして、マルコはお気に入りの人形アシュリーを抱きしめたまま、強制的に施設に連れて行かれてしまう。翌日、ルディとポールは再会する。昨日の言葉を詫びるポール。お互いが歩んできた人生をそれぞれ打ち明けて、ふたりはさらに深い結びつきを確信する。その帰り道、夜の街をひとり歩くマルコがいた。家に戻ろうと、施設を抜け出していたのだ。「薬物依存の母親もダウン症に生まれたこともマルコのせいじゃない」と憤るルディ。そして、ポールとルディは“いとこ”と関係を偽り、マルコとともに暮らし始める。マルコは初めて学校に通い始める。ポールはマルコの宿題を手伝い、ルディは毎朝朝食を作り、眠る前にはハッピーエンドの話を聞かせて眠らせる……。まるで本当の両親のように、ふたりはマルコを愛し、大切に育てた。ルディはポールから贈られたテープレコーダーでデモテープを作る。マルコと送ったそのテープがクラブオーナーの目にとまり、シンガーの夢をつかむ。3人で暮らし始めて約1年が経ったある日、ポールとルディがゲイのカップルであることが周囲に知られてしまう。ふたりの関係を偽ったことが原因で、マルコは家庭局に連れていかれ、ポールは仕事を解雇されてしまう。絶望にくれるふたり。しかし、「今こそ、法律で世界を変えるチャンス」というルディの言葉を聞き、ポールは正義で世界を変えたい、と法を学んでいた時の情熱を取り戻す。そして、差別と偏見で奪われたマルコを取り戻すため裁判に挑むことを決心するのだった――。【公式サイトより】

全米の映画祭で観客賞を多数受賞した作品。

麻薬中毒の母親から育児放棄されたダウン症の子供と、彼を引き取ることになったゲイのカップルという組み合わせからして興味を惹かれる。しかもこれが脚本家が隣に住んでいた人から聞いた実話に基づいているというから驚き。

ほとんど事前情報なしに観たので、主演がミュージカル『キャバレー』のMC役、アラン・カミングさんであることすら知らなかった(笑)。主人公がこれほど歌う場面があるとも思っていなかったけど、そりゃあこの役はアラン・カミングさんに打ってつけだろう。
そんな彼の哀しみを湛えた瞳が印象的。恐らくルディもゲイとして虐げられてきた身だからこそ、マルコのことを見棄ててはおけなかったのだろう。マルコに自分自身をも投影していたのかも知れない。
突然、釈放されて監察権の差し戻しを要求してきたマルコの母親アナマリアに対して、「彼女は麻薬中毒者だ!」と判事に訴えるあたりはリアリティがある。差別されるものが他の者を差別する。そこに人間らしさが垣間見える。

実話に基づいたものであるとは言え、最後はマルコがいつも望んでいたような“ハッピーエンディング”にして欲しかった気もする。せめて映画の中だけでは…。


★★★1/2

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