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2014/5/23

『わたしを離さないで』  演劇道

『わたしを離さないで』
NEVER LET ME GO

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【名古屋公演】
2014年5月23日(金)・24日(土)
愛知県芸術劇場大ホール
S席:10,000円  A席:8,000円  B席:6,000円

原作:カズオ・イシグロ  演出:蜷川幸雄  脚本:倉持裕
美術:中越司  照明:勝柴次朗  衣裳:前田文子
音響:井上正弘  ヘアメイク:河村陽子
音楽:阿部海太郎  演出補:井上尊晶  舞台監督:小林清隆
出演:
多部未華子(八尋)
三浦涼介(もとむ)
木村文乃(鈴)
銀粉蝶(主任保護官・冬子先生)
床嶋佳子(マダム)
山本道子(保護官・晴美先生)

内田健司(提供者ケン)
茂手木桜子(八尋・鈴の友人・玲子/漁船を見物していた人
長内映里香(ヘールシャムの女子生徒/農園の先輩・香)
浅野望(ヘールシャムの女子生徒/亮太の彼女・ありさ)
堀杏子(ヘールシャムの女子生徒・由真/漁船を見物していた人)
半田杏(ヘールシャムの女子生徒・美由紀)
呉美和(ヘールシャムの女子生徒・さおり)
佐藤蛍(ヘールシャムの女子生徒・かんな)
白石花子(ヘールシャムの女子生徒・千草)
安川まり(ヘールシャムの女子生徒・成美)
米重晃希(ヘールシャムの男子生徒・宗行)
浦野真介(ヘールシャムの男子生徒・直樹/湿地で鈴が出会う男)
竪山隼太(ヘールシャムの男子生徒・康隆/農園の先輩)
堀源起(ヘールシャムの男子生徒・和俊/農園の先輩・亮太)
中西品(ヘールシャムの男子生徒・わたる)
坂辺一海(ヘールシャムの男子生徒・哲朗/漁船を見物していた人)
白川大(ヘールシャムの男子生徒・譲)
砂原健佑(ヘールシャムの男子生徒・大輔/漁船を見物していた人)
阿部輝(ヘールシャムの男子生徒・功)
銀ゲンタ(ヘールシャムの男子生徒・昭夫/漁船を見物していた人)
鈴木真之介(ヘールシャムの男子生徒・良一/農園の先輩・たつや)
高橋英希(ヘールシャムの男子生徒・邦親/漁船を見物していた人/マダムの家の使用人)


外界から完全に隔離された「ヘールシャム」と呼ばれる寄宿学校。八尋、もとむ、鈴の3人は、厳格な冬子先生や心優しい晴美先生ら保護官の管理のもと、〈特別〉な存在と言い聞かされながら育っていた。そこでは図工の時間に力を入れ、マダムに認めてもらうために子供たちが作品作りに精を出していた。やがてヘールシャムを去り、農園で暮らすようになった3人。ある日、農園の先輩・亮太が町で鈴のオリジナルを見たと言い出し、亮太の彼女・ありさとともに確かめに行く。結局、それは鈴のオリジナルではなかったが、八尋はもとむに誘われて、ヘールシャム時代に失くしたカセットテープを探しに行く。数年後、八尋は提供者となった鈴の介護人となっていた。ある時、2人は海岸の町で暮らすもとむに再会する。鈴が使命を終えた後、八尋はもとむとともにある噂を確かめるためにマダムに会いに行く。

映画化もされたカズオ・イシグロさんの小説を舞台化。

舞台を日本に移し変えてはいるが、内容は原作に忠実。原作が3部構成なのに対し、舞台は3幕構成。上演時間は2度の休憩を含めて3時間45分。

臓器提供のために限られた命を生きるクローン人間というSF的な設定ではあるが、描かれているのは「自分は何者なのか」「何のために生きているのか」といった普遍的なテーマ。
八尋、つとむ、鈴の3人はやがては自分たちが提供者となることを知りながらも、ヘールシャムで、あるいは農園での日々を普通の人間と変わりなく過ごしていく。
鈴の死後、「もし恋人同士が本当に愛し合っていると証明できたら、3年間の猶予期間を与えられる」という噂を確かめるため、八尋とつとむはマダムの家を訪れる。その証明としてつとむの描いた絵を持っていくが、結局噂は噂に過ぎず、マダムが彼らの作品を集めていたのも、クローン人間にも心があると示すためだった。
微かな期待をも打ち砕く救いのないラストではあるが、二幕で端折った八尋とつとむが「わたしを離さないで」のテープを見つけて喜ぶシーンをエピローグ的に付け足すことで、それでも彼らの生が無意味ではなかったことを印象づけた。

舞台セットは一幕では教室、二幕ではコテージと突堤、三幕では海岸とマダムの家といった具合。三幕のマダムの家はシーンとしても長くはないのにわざわざ作りこんでいて、こだわりを感じさせる。二幕のコテージに稲穂が床一面から生えていて、ちょっと見づらかった。
最初と最後に出てくるラジコンヘリが何とも不気味。

ようやく生で見ることができた多部ちゃんはもちろん素晴らしかった。
これが初舞台となる木村文乃さんもきちんと声が出ていて好感の持てる演技。
この2人と茂手木桜子さんが友人というのがまた何とも。それにしても茂手木さん、相変わらず痩せているのはともかく、眉毛もほとんどなく、色も白くて病人かと思ってしまった……。

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