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2014/1/24

大パルコ人Aバカロックオペラバカ『高校中パニック!小激突!!』  演劇道

大パルコ人Aバカロックオペラバカ
『高校中パニック!小激突!!』


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【愛知公演】
2014年1月24日(金)〜26日(日)
刈谷市総合文化センター
S席:9,500円  A席:7,500円

作・演出:宮藤官九郎
音楽:綾小路翔、上原子友康(怒髪天)、宮藤官九郎、小園竜一、坂本慎太郎、富澤タク、益田トッシュ、三宅弘城、向井秀徳、横山剣(クレイジーケンバンド)
音楽監督・歌唱指導:益田トッシュ  美術:小泉博康(ART BREAKERS)
照明:大島祐夫  音響:大木裕介  衣裳:伊賀大介
ヘアメイク:大和田一美  振付:八反田リコ  アクション指導:前田悟
映像:上田大樹(&FICTION!)  ローディー:上甲陽仁
演出助手:大堀光威、佐藤涼子  舞台監督:榎太郎
イラスト:おおひなたごう  宣伝美術:箭内道彦(風とロック)
出演:佐藤隆太(ムカデ)、勝地涼(風間カゼギミ/ナマズの彼氏・カジツ)、永山絢斗(小回り先生・駒田)、川島海荷(地下之チカ)、三宅弘城(沢尻ピリカ/渋谷のDJボビー)、皆川猿時(皆川S太郎/妹・ナマズ)、綾小路翔(宮益坂わたる/道玄坂クリス輝)、坂井真紀(ウィスパー夜代/ヤンスー/ブリキュア原作者・原よもぎ)、宮藤官九郎(カゼギミ父/タチシロヒ)、少路勇介(少路ゆうすけ/少路ゆうすけ!?/少路ゆうすけ〜\(^0^)//少路ゆうすけA/少路ゆうす子♀/少路のぼる/少路やっぱゆうすけ)、よーかいくん(地下之ようかい)、本田博太郎[映像出演](神林ほまれ)


学校制度が改革され、6・6・8年制となった近未来。渋谷の街はバスケットボールストリートを挟んでグレッチ工業高校(グレ工)と聖ファイヤーバード高校(ヤバ高)が対立していた。ある日、ヤバ高のカジツとナマズのカップルが境界線を越えたために殺されるという事件が発生。ナマズの兄でテニスミュージカル部の皆川S太郎は部員の地下之チカとともに悲しむが、痛みを遅れて感じるという特異体質のムカデは涙も出ない。一方、グレ工に体育教師・小回り先生こと駒田が赴任してくる。総長・宮益坂わたるをはじめとして、恋人の沢尻ピリカ、手下のヤンスー、シノヒ、地下之ようかいといった生徒たちにビビる駒田。皆川とともにグレ工に乗り込んだムカデは、そこで幼馴染で名前の通りいつも風邪気味の風間カゼギミに再会する。ムカデが特異体質となったのは、貧乏なロボット工学博士であったカゼギミの父による暴力のせいだった。ムカデとピリカ、駒田とヤバ高の教師・ウィスパー夜代、カゼギミとチカらの間に恋愛模様が渦巻く中、わたるが少年院行きとなって抗争は終結を迎える。5年後、高校8年生となったムカデとカゼギミはそれぞれの高校の総長となっていた。そんな折、ヤバ高に謎の転校生・道玄坂クリス輝がやってくる。彼は七つ子の少路ゆうすけの弟・少路ゆうすけAに近づき、ヤバ高とグレ工の争いを再燃させようとする。

メカロックオペラ『R2C2〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜』に続くクドカン×PARCOによる大パルコ人第2弾。
なお、タイトルは「高校中、パニック」ではなく、「高校、中パニック」。石井聰互(岳龍)監督、澤田幸弘監督の『高校大パニック』+深作欣二監督『暴走パニック 大激突』が元ネタ。

バカロックオペラバカとバカが2回出てくる通り、バカ満載の本作。
何も考えずに大笑いできること請け合いだが、その中にも現在の日本に対する風刺とまではいかないまでも、違和感のようなものが織り交ぜられる。ゆとり教育に対してのあせり教育やら、コンテンツやら、ヤバくない?日本党や国防軍やら、センター街改めバスケットボールストリートやら(笑)。そういったバカとバカの間に挟まれたロックを感じさせる部分が本作の隠し味ともなっている。

前作の感想にも書いたが、やはりこういう作品は劇場で鑑賞するに限る。
のっけから2階客席にナマズ(皆川猿時)とカジツ(勝地涼)の高校生カップルが登場して客いじり。ナマズは皆川猿時さんの娘という設定で、近年の代表作は『あまちゃん』と説明(笑)。
本篇が始まってからは、ウィスパー夜代(坂井真紀)の指示により、ムカデ(佐藤隆太)とピリカ(三宅弘城)がVallo(バロー)刈谷店の「本の王国」でエロ本を買いに劇場の外へ。画面にはその様子が映し出され、芸能人の水泳大会のようにチカ(川島海荷)が歌で繋ぎ。どうやら事前収録だったようだが、「LIVE」と表示され、あたかも生でやっているかのような演出で臨場感があって楽しめた。
その後、ピリカが客席を挟んで向かい合ったムカデに対して「その火を飛び越えて来い!」。「どこの火?」と聞かれたピリカは女性客に協力を求め、通路にその女性を座らせて(どういう体勢だったかは見えなかった)改めて「その火を飛び越えて来い!」。結局、ピリカが飛び越えてるという『あまちゃん』ネタもあり。
もちろん、こういう客いじりや劇場ならではの演出だけではなく、音楽も本作の魅力の一つ。綾小路翔、上原子友康(怒髪天)、宮藤官九郎、小園竜一、坂本慎太郎、富澤タク、益田トッシュ、三宅弘城、向井秀徳、横山剣(クレイジーケンバンド)という面々(敬称略)によるオリジナル楽曲が散りばめられ、三宅弘城さんはドラムだけではなくカホンも叩いて大活躍。クドカン作詞のヤバ高、グレ工の歌詞も下らなさ満載。

キャストはいずれも適役。
綾小路翔さんやよーかいくんといったあたりをキャスティングしてくるのは、クドカンにしか出来ない芸当だろう。
初舞台の川島海荷さんは上述の歌を披露するシーンだけでなく、プリキュアならぬ『まっしぐら!ぶりキュア!』のぶりピンクとして、ぶりオレンジ(綾小路翔)、どんぶり(皆川猿時)とともに歌うシーンでも現役アイドルっぷりを遺憾なく発揮。おっさんばかりの舞台で楽しげにやっていて何より(父親目線)。
そんな川島さんとは正反対に全力で狂ったように踊る坂井真紀さんには惚れ直すばかり。典型的なヤンキーの子分キャラ、ヤンスーの役なんて普通の女優だったらやらないでしょ。
これまた初舞台の永山絢斗くんも弾けていてなかなかよかった。S太郎(皆川猿時)がPSYのようにバスタオル一丁で踊るサウナミュージカルのシーンとか。

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