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2013/4/30

『桜、ふたたびの加奈子』  映画道

『桜、ふたたびの加奈子』

2012年日本映画 106分
脚本・監督・編集:栗村実
原作:新津きよみ『ふたたびの加奈子』(ハルキ文庫刊)
音楽:佐村河内守
撮影:ニホンマツアキヒコ  美術:福田宣  衣裳:宮本まさ江
出演:広末涼子(桐原容子)、稲垣吾郎(桐原信樹)、福田麻由子(野口正美)、高田翔[ジャニーズJr.](東山直也)、江波杏子(容子の母・富永松代)、吉岡麻由子(滝沢砂織)、田中里衣(ベビーカーを押す女)、永井秀樹(正美の父)、岸建太朗(砂織の夫)、戸田みのり(桐原加奈子)、横溝菜帆(野口夏月)、吉満蒼(滝沢賢一)、安藤聖、山城秀之、富永凌平(12歳の賢一)、増本庄一郎、岡野謙三、米谷澪、西岡航、太田しずく


  


桜の季節。容子は小学校入学を前にした娘・加奈子を不慮の事故で亡くしてしまう。自分を責め、思いつめた容子は娘の部屋で自殺を図るが、あわやのところで一命をとりとめる。そしてその日から不思議なことを言い始める。「加奈子はここにいる」そして、容子は見えない加奈子のために食事を作り、話しかけ、出かけるようになる。夫の信樹はそんな容子を救い出したいと願いながらも、現実を受け入れ、前を向こうとしない容子に苛立ちを募らせる。「加奈子は、もういないんだ」そう言い聞かせるが、容子は変わらなかった。ある日、容子は正美という女子高生に出会う。高校生ながらシングルマザーとして子供を産む決意をしていた正美。そんな彼女を見て容子は直感する。「加奈子が生まれ変わって帰ってくる」この母の一途な想いが起こした行動は、やがて衝撃の事実とともに、思いがけない出会いへと導かれていくのだった…。【公式サイトより】

新津きよみさんの『ふたたびの加奈子』を栗村実監督が映画化。

一見、娘を失くした夫婦が哀しみを乗り越えていくヒューマンなドラマかと思いきや、少々オカルトチックで『世にも奇妙な物語』のテイストもあり。聞けば元々原作はハルキ・ホラー文庫に入っていたそうで。
もっとも、生まれ変わりについては世界中に様々な事例があるし、物語の設定としては比較的すんなりと受け容れられる。さすがに目の前でそのようなことを言い出す人がいたら、ちょっと引いてしまうと思うが。
ただ最後、加奈子が救急車を呼ぶ電話で終わるのはちょっと後味が…。生まれ変わりならまだしも、そこまでやってしまうと現実離れしすぎるし、それこそホラー作品のようであった。

この作品世界を確固たるものとしているのが、広末涼子さんの演技。最愛の娘を失った母親の危うく壊れてしまいそうな内面を見事に体現している。
演出面でも監督のこだわりが感じられるショットが随所にあり、最近話題の“現代のベートーベン”こと佐村河内守さんの音楽もこの作品にふさわしいものであった。


★★1/2

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