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2013/4/28

『戦争と一人の女』  映画道

『戦争と一人の女』

2012年日本映画 98分
監督:井上淳一
企画・統括プロデューサー:寺脇研  プロデューサー:片嶋一貴
脚本:荒井晴彦、中野太  原作:坂口安吾
撮影:鍋島淳裕  美術:磯見俊裕  編集:蛭田智子
音楽:青山真治、山田勲生
出演:江口のりこ(女)、永瀬正敏(野村)、村上淳(大平義男)、柄本明(カマキリ)、高尾祥子(大平初子)、大島葉子(中川柳子)、酒向芳(井戸屋・デブ)、川瀬陽太(在郷軍人会・柳田)、佐野和宏(農夫)、千葉美紅(大平の被害者・宮下光子)、牧野風子(同・山田ヨリ)、大池容子(同・安藤広子)、marron(吉本町子)、瀬田直(刑事)、真田幹也(傷痍軍人)、飯島洋一(米を分け与える農夫)、牛丸亮(男A)、小野孝弘(男B)、草野速仁(男C)、杉山裕右、竹内敦子、山内万実、今森仁美、福士唯斗(大平誠)、奥村月遥(焼跡の女の子)、奥村彩暖(焼跡の赤ん坊)、Guillaume Tauveron(米兵)


   



日本が戦争のただ中にあった昭和の時代。東京で暮らす、ひとりの女とふたりの男。女は、小さな飲み屋の女将。男のひとりは、その飲み屋の常連客のひとりである作家の野村。もうひとりの男は、戦地で右腕を失い戻ってきた帰還兵の大平義男。店の経営が難しくなった女は、あっさりと店を畳み野村と同棲を始める。刹那的に生きる野村は激しく女の体を求めるが、かつて娼婦として生きていた女は不感症であった。それでも女と野村は、ただひたすらに愛欲の日々を送る……。妻と息子、家族3人での生活を再開させた大平は、戦地から戻って以来、不能となっていた。ある日、大平は町で数人の男たちがひとりの女を襲っているのを目撃して制止しようとするが、男のひとりに殴打される。半ば気を失いながら女が犯されるのを見ていた大平は、失ったはずの性的興奮を覚えていた。その一件をきっかけに、大平は町で見かけた女を言葉たくみに誘うと、人気のない山奥へと連れていき乱暴するようになる。それは、かつて中国戦線で現地の女相手に大平がおこなった行動を再現するかのようだった……。戦争はさらに激しさを増していく。野村と暮らす女は、飲み屋の常連だった町工場の経営者・通称カマキリに誘われてたびたび空襲の焼跡見物へと出かけていたが、ついにそのカマキリの工場までもが空襲の被害に遭う。やがて野村と女、ふたりが暮らす家のすぐ近くにまで焼夷弾の炎は迫る……。そんな日々が続く中で訪れた8月15日、ラジオから放送が流れる……。【「日本映画専門情報サイト」より】

若松孝二監督の弟子・井上淳一さんによる長篇監督デビュー作。

坂口安吾の短篇「戦争と一人の女」「続戦争と一人の女」が原作となっているが、村上淳さん演じる大平義男は小平事件の小平義雄をモデルにした原作には登場しない人物。
元娼婦で不感症となった女と、戦争のために片腕を失くした大平。それぞれのパートが並行して描かれるが、最後に2人が文字通り交わる。これほどまでに戦中・戦後の女性の性について描いた作品もあまりなかったように思うが、女に女性としての歓びを与えたのが連続強姦殺人鬼の大平だったというのは何たる皮肉。

普通の女優なら、本作のヒロインを演じたら「体当たり演技」などと評されるのだろうが、江口のりこさん(本日が誕生日)の場合、こともなげにやってしまっているように見えるからすごい。
村上淳さんも酷い男でねぇ…。

この日は永瀬正敏さんと井上淳一監督による舞台挨拶あり。
撮影期間は10日間。江口のりこさんと永瀬正敏さんのシーンは最初の3日で撮影し、その後、永瀬さんは4日間絶食して体重を7キロ落とし、ヒロポン中毒になってからのシーンを撮影したとか。


★★1/2

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