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2006/9/29

『純情きらり』最終週「いのち、輝いて」(155)  『純情きらり』道

脚本:浅野妙子   原案:津島佑子「火の山─山猿記」
音楽:大島ミチル  テーマ曲チェロ演奏:長谷川陽子
語り:竹下景子
タイトル映像:伊藤有壱
ピアノ指導:村田孝樹、吉井一摩

出演:宮崎あおい(有森桜子)、寺島しのぶ(杉笛子)、西島秀俊(杉冬吾)、井川遥(鈴村杏子)、福士誠治(松井達彦)、高橋和也(鈴村浩樹)、松澤傑(有森勇太郎)、徳井優(野木山与一)、ブラザートム(マスター・ヒロ)、村杉蝉之介(松尾)、藻田るりこ(おふみ)、澁谷武尊(杉亨)、佐々木麻緒(杉加寿子)、新井優歌(鈴村幸)、竹内龍之介(松井輝一)、伊藤恵輔(番組担当者)、エンゼルプロ、宝映テレビプロダクション、長谷川初範(西園寺公麿)、塩見三省(浦辺仙吉)

ラジオ局のスタジオ。ピアノを弾く西園寺。
番組担当者からOKが出て、松尾がブースから出てくる。
西園寺が今日のスケジュールを尋ね、松尾が手帳を調べていると、番組担当者が西園寺に来客を告げる。
達彦が来る。西園寺は達彦の姿を見て喜び、近況を尋ねる。
桜子の病状が思わしくないことを聞き、言葉が見つからない西園寺。
達彦は、去年の演奏会で迷惑をかけたことを詫びながら、もう一度桜子の曲を世に出す機会を与えてもらえないかと聞く。桜子はもうピアノを弾けないため、西園寺が代わりに弾いて、できればラジオで放送して欲しいという。
達彦は桜子の楽譜を西園寺に見せる。
西園寺は達彦の要望を了承するが、ピアノは達彦が弾くように言う。
戸惑う達彦に西園寺は「これは君から彼女への贈りものなんでしょう?」と言う。
ここ数年ピアノに触っていないという達彦に、「だったらもう一度練習してみてはどうですか。君ならできますよ」と説得する西園寺。

ほほぅ、なるほどそう来ましたか。
桜子が戦時中、ラジオの編曲の仕事を通じて生きる希望を与えたというエピソードがここで活きてくるわけですね。
西園寺先生としても、達彦に目をかけていた訳ですから、もう一度ピアノをやって欲しいという思いはずっとあったんでしょうね。



病室で、仙吉と野木山が持ってきた味噌汁を飲む桜子。
桜子が「おいしい」と幸せそうな表情を浮かべるのを見て、安心する仙吉たち。
仙吉は傍らの椅子に座り、今、「山長」でできる中では一番八丁味噌に近い味だと説明する。隣に座った野木山はみんなが桜子の帰りを待っていると話す。
「帰りたいね」と言って、輝一の写真を見る桜子。「輝一が立って歩けるようになる頃には」と続ける桜子に、首も据わっているから急がなければいけないと言う野木山。
「見たいなぁ。抱っこしたい。ハイハイしとるとこが見たいなぁ」と言う桜子に野木山は「見られますわ、じきに。元気になっておくれましょう」と言い、仙吉も「はよ元気になっておくれましょう」と言う。

いい表情しますねぇ、宮崎あおいさん。
ああ、彼女の桜子が見られるのも明日までか。



達彦からラジオ放送の話を聞く笛子たち。
「私たちも桜ちゃんに何かしたいね」という杏子は、輝一の顔が見たい、抱きたいと口癖のように言っている桜子を不憫に思う。笛子の膝に抱かれた輝一が泣き出す。

いいタイミングで泣きますねぇ、輝一。
井川遥さんの髪に白いものが混じっていたように見えましたが、気のせい?



病室で桜子の髪の毛を梳かし、結い直している杏子。
杏子は桜子が女学校に上がった頃、桜子の髪を結ってやったことを思い出し、お下げが似合っていたと言う。
杏子が河原の家で酷い目に遭っていた時、桜子が迎えに来てくれて2人で手をつないで走ったことを覚えているかと尋ねる杏子。桜子の背中を見ていた杏子は「えらい心強かった」と回想し、桜子は「私は杏姉ちゃんの手が温かかったことを覚えとる」と言う。
あの時、磯を病気だということにしたのを思い出し、笑いあう2人。
「私は…桜ちゃんに助けられてばっかりだわ。だのにごめんね」と言う杏子に「どうして?」と尋ねる桜子。「桜ちゃんの病気に気づかんかった。人の病気を治すのが仕事なのに」と自責の念に駆られる杏子に、桜子は微笑んで「いいよ、杏姉ちゃん。こうしてじーっと寝とると、みんなのことをとっても近くに感じるんだ」と言う。みんなが今頃何しているかと思い浮かべるだけで、あったかい気持になって寂しくも何ともないという。
桜子を抱きしめる杏子。

大げさでも何でもなく、宮崎あおいさんには神々しさすら感じますね。
もう見事としか言い様がありません。
ああ、彼女の桜子が見られるのも…ってさっき書いたか(笑)。



夏の終わりがやってくる。
桜子の病室を訪れる笛子、杏子、勇太郎。
笛子が桜子に贈りものがあると言うと、冬吾がラジオを運んでくる。
ラジオ局のスタジオ。グランドピアノの前に座り、譜面台に「まだ見ぬ子へ」の楽譜を置く達彦。
西園寺が傍らにやってきて「松井君。音楽とは人生に似ていますね」と話しかける。
涙ぐむ西園寺に、達彦は「僕はまだ諦めていません。いま僕が弾く曲を彼女がいつかまた弾ける日が来る。その日のために今日があるんです」と言う達彦。
病室でラジオのスイッチを入れる勇太郎。
ベッドに座っている桜子を見て、微笑みあう笛子と杏子。
「音楽の時間」が始まり、アナウンサーが桜子のピアノ曲を達彦の演奏で届けると紹介する。それを聞いて驚いた表情で笛子たちを見る桜子。
ピアノを弾く達彦。
ラジオから流れてくる曲を聴きながら、桜子は涙を流す。
有森家でも輝一が浩樹に抱かれてラジオの前に座っている。加寿子、亨、幸も正座して耳を傾ける。「山長」では仙吉たち従業員が、「マルセイユ」ではヒロがラジオを聴き、桜子の人生を分かち合っていた。桜子は決して一人ではなかった。

夜、病室に来た達彦に「お帰り」と声をかける桜子。
「ただいま」と言って椅子に座る達彦に、桜子は「ありがとう、達彦さん。達彦さんと出逢えて、達彦さんの奥さんになれて、本当によかった」と言う。
達彦のピアノを聴きながら色んなことを思い出したという桜子は思い出話をするが、達彦は「昔のことばっかり言わんでくれ」と言い、「お前よくなるんだろう? 輝一の面倒、見るんだろう?」と問いかける。
達彦は桜子の手を握り、涙を流しながら「母親になるんだろう?」と聞く。
桜子は「私、輝一ちゃんのお母さんにならんとね」と微笑む。

いやぁ、遂に遂にあと1回を残すのみとなりましたねぇ。
色々とツッコんでまいりましたが(笑)、やはり感慨深いものがありますね。
さて最終回、どうなりますか。



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